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ラグビー ニュース 2025年5月17日

『完遂』目指す明治大学、昨季リーグ戦2位の東洋大学と対戦。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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今年度主将に就任した平翔太。プレースキッカーも勤める

昨年度は全国大学選手権の準決勝で帝京大学に敗れ、日本一『奪還』とはならなかった明治大学。今年度はCTB(センター)平翔太(商4=東福岡)が主将となり、スローガン『完遂』のもと全国制覇を目指す。

平組は5月5日に、同志社大学との定期戦で初戦を迎えた。初紫紺を果たした選手が多いフレッシュな顔ぶれの中、アタックでは完成度を見せ、6トライの猛攻。ディフェンスにほころびが見られたものの、40-28でチーム初戦を白星で飾った。

そして今週末、関東大学春季交流大会の初戦を迎える。対戦相手は、昨年度混戦を極めた関東大学リーグ戦で2位につけ、選手権にも出場した東洋大学だ。

ラグビー 関東大学春季交流大会2025

2023年度の春季大会での同校との一戦では、明大が攻守で圧倒し、102-7の大量得点で勝利を手にしている。今試合でも、出だしから主導権を握れるかがカギとなるだろう。

また、昨年度の春シーズンはセットプレーが大きな課題となり、特にスクラムでは安定感を欠き、失点につながるケースも少なくなかった。伝統の『重戦車』を体現できるか、セットプレーの完成度もポイントとなる。

今試合では明大は同志社大戦からスタメンを7人入れ替え。4月にU-23日本代表に招集された選手も登場する。

右PRで出場する山口匠

FW(フォワード)の注目選手は、右PR(プロップ)の山口匠(政経3=流経大柏)だ。高校日本代表、U-20日本代表にも選ばれた大器は、昨年度は右PRの控えとして公式戦に多く出場。3番の定位置獲得に向け、存在感を見せられるか要注目だ。

さらに、今季副将を務める右FL(フランカー)楠田知己(政経4=東海大仰星)の活躍にも期待がかかる。同志社大戦でケガからの復帰を果たし、ゲームキャプテンとして攻守でチームを引っ張った。熾烈なFL争いで生き残るためにも、果敢なアピールが必要となる。

そして、BK(バックス)には平主将に加え、昨年度ルーキーながら主力として躍動したSO(スタンドオフ)萩井耀司(商2=桐蔭学園)と、右WTB(ウイング)白井瑛人(商2=桐蔭学園)、世代屈指のフットワークが武器の左WTB山村和也(商4=報徳学園)などタレントがそろう。大学トップクラスの攻撃力を誇るBK陣に、どれだけボールを展開できるかも重要になるだろう。

また、リザーブには昨年度スタメン出場を増やした最上太尊(商4=仙台育英)や、花園連覇を経験したルーキーSH(スクラムハーフ)後藤快斗(政経1=桐蔭学園)などが名を連ね、スタメンの座を虎視眈々(こしたんたん)と見据えている。

ラグビー関東大学春季交流大会2025

一方、東洋大はLO(ロック)のジュアン・ウーストハイゼンに注目だ。212センチの高身長を生かしたラインアウトはもちろん、ダイナミックなボールキャリーも脅威となるだろう。

また、BKには2023年度高校日本代表に選ばれたWTB中山二千翔、昨年度の花園も経験したWTB井戸川ラトレルなど、決定力のあるランナーも擁しており、ディフェンスでスキを見せないことも大事になる。

「ゴールが日本一というところで思い切ってチャレンジして、いっぱい成長していけるように頑張りたい」(楠田)。選手権制覇に燃える明大が、どれだけの完成度を見せてくれるのか。紫紺の雄姿に期待したい。

文:晴山赳生/写真:井垣友希、久保田諒(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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