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ラグビー コラム 2025年3月25日

【ハイライト動画あり】神奈川、京都の2校が揃ってベスト8に進出。全国高校選抜ラグビー大会 2回戦の結果

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ロスタイム、京都工学院の逆転トライ

3月23日(日)から埼玉・熊谷ラグビー場を中心に始まった、26回目を数える全国高校選抜ラグビー大会。

25日(火)は2回戦8試合が行われ、準々決勝に進出する8校が決まった。また、コンソレーション(敗者戦)8試合も熊谷ラグビー場と深谷市深谷仙元山公園で実施された。

熊谷ラグビー場のBグラウンドでは2回戦4試合が行われ、第1試合は東福岡(福岡)と関西学院(兵庫)が対戦した。試合は展開力のある東福岡が、前半をWTB(ウイング)平尾龍太の2トライなどで、28-7とリードして折り返した。

後半5分、関西学院もCTB(センター)鈴木大裕(1年)のトライで点差を縮めたが、その後も地力の勝る東福岡がトライを重ね、56-21で快勝した。

第26回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

【ハイライト動画】2回戦 東福岡 vs. 関西学院(3月25日)

桐蔭学園のHO堂薗主将

第2試合は「大阪の雄」常翔学園が「花園」こと、全国高校ラグビー大会2連覇中の桐蔭学園にチャレンジした。

常翔学園は前半15分までに、WTB池田大翔(2年)らの2トライで12-0とリードした。しかし、桐蔭学園がつなぎのラグビーを見せ、キャプテンHO(フッカー)堂薗尚悟(2年)らの2トライで、26-19と逆転してハームタイムを迎えた。

後半も桐蔭学園が2トライと1PG(ペナルティゴール)でリードを広げる。常翔学園も意地を見せ、2トライを返したが、46-33でノーサイド。桐蔭学園は選抜大会で15大会連続のベスト8進出となった。

第3試合は近畿大会王者で、大会連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)と筑紫(福岡)が対戦した。試合はフィジカルに勝る大阪桐蔭が前半から圧倒。LO(ロック)泊晴理(2年)らが、10トライを挙げて60-7で大勝した。筑紫は試合終了間際にHO刀裲智次(2年)が一矢報いた。

御所実業のLO津村主将

第4試合は大分舞鶴(大分)と、近畿大会3位の強豪・御所実業が対戦した。試合は、FW(フォワード)戦で優位に立った御所実業のペースで進み、前半は17-5で折り返した。後半も御所実業が相手を圧倒し、キャプテンLO津村晃志(2年)らが5トライを挙げ、46-12で快勝した。

第26回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

◆Bグラウンド試合結果

東福岡(福岡)56-21 関西学院(兵庫)
常翔学園(大阪)33-46 桐蔭学園(神奈川)
大阪桐蔭(大阪)60-7 筑紫(福岡)
大分舞鶴(大分)12-46 御所実業(奈良)

熊谷ラグビー場Cグラウンドでも2回戦4試合が行われた。第1試合は2016年の17回大会以来のベスト8を目指す京都工学院(京都)と、東海王者の中部大春日丘(愛知)の激突となった。前半は互いに1本ずつトライを挙げて5-5で折り返した。

後半4分、京都工学院がPGを決めて3点をリードすると、そのまま拮抗した状態が続いた。25分、ディフェンスで粘りを見せた中部大春日丘が、LO堺ルーター海飛(2年)のトライで、12-8と逆転に成功。

しかし、モールを起点にFWにこだわった京都工学院は、相手にイエローカードが出た後、ロスタイムにHO西田帆翔(2年)が押さえて、13-12で逆転勝利を収めた。

第2試合は佐賀工業(佐賀)と尾道(広島)と伝統校同士が激突した。前半は3-0と拮抗した状態が続いたが、後半はFWの接点、モールで優位に立った佐賀工業が、FL(フランカー)寺原周希(2年)らが3トライを奪い、27-0で勝利した。

ベスト8に駒を進めた京都成章

第3試合は九州大会Aパート王者の長崎北陽台(長崎)と、近畿大会準優勝の京都成章(京都)が対戦。展開力、ディフェンスで相手にプレッシャーを与えた京都成章は、CTB森岡悠良(2年)らが3トライを挙げ、17-0で前半を折り返した。後半は相手に2トライを許したものの、4トライを重ねた京都成章が41-12で勝利した。

第4試合は関東新人準優勝の東海大相模(神奈川)と高鍋(宮崎)が対戦した。フィジカルで優位に立った東海大相模がボールを展開、前半だけでWTB福岡遼(2年)がハットトリックを達成し、26-7で折り返した。

後半も攻撃の手を緩めなかった東海大相模が4トライを重ね、54-14で快勝。2大会連続のベスト8進出を決めた。

第26回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

◆Cグラウンド試合結果

京都工学院(京都)13-12 中部大春日丘(愛知)
佐賀工業(佐賀)27-0 尾道(広島)
長崎北陽台(長崎)12-41 京都成章(京都)
東海大相模(神奈川)54-14 高鍋(宮崎)

ベスト8には桐蔭学園と東海大相模の神奈川県勢2校、京都成章と京都工学院の京都府の2校。また、大阪桐蔭と御所実業の近畿の強豪2校、東福岡と佐賀工業の九州勢2校の計8校が進出した。この8校は、花園出場を決めた場合はシード校となる。

1日休み挟んで準々決勝の4試合は3月27日(木)熊谷ラグビー場Aグラウンドで行われる。

◆準々決勝の組み合わせ

・10:30 御所実業(奈良) vs. 佐賀工業(佐賀)
・11:50 桐蔭学園(神奈川) vs. 東海大相模(神奈川)
・13:10 大阪桐蔭(大阪) vs. 東福岡(福岡)
・14:30 京都工学院(京都) vs. 京都成章(京都)

全国高校選抜ラグビーフットボール大会

また、コンソレーション(敗者戦)8試合の結果は下記の通り。

◆コンソレーション試合結果

流通経大柏(千葉)113-7 秋田中央(秋田)
札幌山の手(北海道)21-26 早稲田佐賀(佐賀)
國學院栃木(栃木)68-7 開志国際(新潟)

コンソレーションで勝利した早稲田佐賀

山梨学院(山梨)7-24 松山聖陵(愛媛)
茗渓学園(茨城)(不戦勝)青森山田(青森)
※体調不良者複数名確認され、青森山田が辞退

秋田工業(秋田)7-81 目黒学院(東京)
昌平(埼玉)19-52 立命館慶祥(北海道)
名古屋(愛知)22-19 日本航空石川(石川)

文/写真:斉藤健仁

第26回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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