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東芝ブレイブルーパス東京vs.埼玉パナソニックワイルドナイツ
「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」、ディビジョン1のリーグ戦も後半に入り、3月22日(土)24日(日)は交流戦となる第12節が実施される。
東京都・秩父宮ラグビー場では、22日(土)に昨季王者で現在2位の東芝ブレイブルーパス東京と、昨季準優勝で現在、首位に立つ埼玉パナソニックワイルドナイツの「首位決戦」が行われる。なお、両者は2月9日、埼玉県・熊谷ラグビー場で対戦し、28-28と引き分けており、それ以来の激突だ。
ジャパンラグビー リーグワン2024-25
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第12節 東芝ブレイブルーパス東京 vs. 埼玉ワイルドナイツ
3月22日(土)午後2:50 J SPORTSオンデマンドでLIVE配信
昨シーズンの覇者ブレイブルーパスは、開幕から4連勝を飾ったものの、第5節で静岡ブルーレヴズに敗戦。だが、その後はワイルドナイツとの引き分けを挟み、5連勝を飾り、9勝1分1敗の勝ち点42で2位につけている。
一方、リーグワンとなってから3シーズン連続でプレーオフの決勝に進出しているワイルドナイツは、今季も開幕から引き分けを挟み、無敗を続けてきた。しかし、前節の静岡ブルーレヴズ戦で17-22と今季初黒星を喫した。それでも勝ち点45で首位に立っている。
33-22で勝利した前節のトヨタヴェルブリッツ戦のあと、ブレイブルーパスのトッド・ブラックアダーHC(ヘッドコーチ)は、「前半は決定的な仕事ができて、しっかり得点できた。イエローカードが2枚出るなど苦しい状況の中でも、選手たちはあきらめずにしっかり反応してくれた」とコメント。
「ただ、プレーの選択も含めて、自分たちで自分たちの首を絞めたところがあった。後半、ワンチャンスをモノにして、いい学びもあった試合だった」と話した。指揮官はその試合からBK(バックス)1名のみの変更にとどめた。
東芝ブレイブルーパス東京
FW(フォワード)は変わらず、開幕から試合に出続けているPR(プロップ)木村星南と小鍜治悠太、日本代表HO(フッカー)原田衛の3人でフロントローを構成する。LO(ロック)はジェイコブ・ピアスと、日本代表のワーナー・ディアンズの2人だ。
元ニュージーランド代表のFL(フランカー)シャノン・フリゼルと、佐々木剛は引き続き先発する。キャプテンで日本代表のNO8(ナンバーエイト)リーチ マイケルは開幕から先発を続けており、タックル179回の成功で、ランキングトップに立っている。
BKも、SH(スクラムハーフ)杉山優平と、前節のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)の元オールブラックスSO(スタンドオフ)リッチー・モウンガのハーフ団も変わらない。CTB(センター)は眞野泰地が先発に上がり、ロブ・トンプソンが13番に移動し、ここまで全試合で先発していたセタ・タマニバルはメンバー外となった。
WTB(ウイング)はスキルの高い森勇登と、12トライに加え、20のラインブレイクでランキング首位の日本代表のジョネ・ナイカブラの2人が務め、日本代表でもプレーし、好調を維持しているFB(フルバック)松永拓朗も開幕から先発を続けている。
リサーブには元日本代表のHO橋本大吾と、ベテランPR三上正貴、タウファ・ラトゥ、LO伊藤鐘平、元日本代表FL徳永祥尭と。SH小川高廣、UTB(ユーティリティバックス)マイケル・コリンズ、そしてベテランFB豊島翔平が今季初めてメンバー入りした。
一方、前節で今季初めて敗戦を喫した、ワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は「自分たちのミスが多く、それがこのような結果になってしまった。この経験を次に生かしていきたい」と話した。その試合からはFW、BK1名ずつを変更した。
埼玉パナソニックワイルドナイツ
FWはキャプテンの日本代表HO坂手淳史が先発に復帰し、アーリーエントリーの佐藤健次(早稲田大学4年)がベンチに下がった。他は前節から同じで、PR古畑翔、藤井大喜、LOはエセイ・ハアンガナ、南アフリカ代表経験も豊富なルード・デヤハーの2人。バックローには、FLベン・ガンター、福井翔大、NO8ジャック・コーネルセンと日本代表キャップを持つ3人が入った。
BKも日本代表SH小山大輝と、前節ゲームキャプテンも務め、開幕から先発を続けて、現在136点で得点ランキングトップのSO山沢京平のハーフ団は引き続き先発。
CTBは南アフリカ代表のダミアン・デアレンデは引き続き先発するが、日本代表の長田智希が今季初めて控えに下がり、ヴィンス・アソが先発に上がった。WTBは前節から復帰したオーストラリア代表のマリカ・コロインベテと、ここまで10トライでランキング2位の竹山晃暉のコンビで、FB野口竜司も先発となった。
ベンチには他に、クレイグ・ミラーとヴァルアサエリ愛の日本代表経験のあるPR2人、LOリアム・ミッチェル、FL大西樹、イングランド出身のWTB/FBトム・パートンが控える。
ジャパンラグビー リーグワン24-25
昨シーズンのリーグワン決勝では、ブレイブルーパスが24-20で勝利し優勝を飾ったが、Optaによるとブレイブルーパスは、リーグ戦でのワイルドナイツ戦では、現在10試合連続未勝利(2分8敗)で、このうちホストゲームでの直近4戦では全敗している。
また、ブレイブルーパスはレギュラーシーズンのホストゲームでは現在13試合連続無敗だが(12勝1分)、最後に敗れたのは、2023年4月のワイルドナイツ戦(22-34)となっている。
一方、ワイルドナイツは前節、静岡ブルーレヴズ戦で、リーグ戦では30戦ぶりとなる1トライに終わり、敗戦した。もし、今節も敗れるとリーグ戦では2005年12月以来となる2連敗となる。
ワイルドナイツが敗戦からの学びを活かし、昨季のプレーオフ決勝のリベンジを果たすか。それともブレイブルーパスが難敵を下して、ホストゲームの無敗記録を継続するか。
各国代表経験者の揃うFW戦が、勝敗の鍵を握っていることは間違いない。プレーオフでの再戦も予想される優勝候補同士の激突は、3月22日(土)午後3:05にキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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