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ラグビー コラム 2025年2月6日

3位と4位が激突!横浜キヤノンイーグルスが、クボタスピアーズ船橋・東京ベイを迎え撃つ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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横浜キヤノンイーグルスvs.クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

3位と4位の強豪同士が激突する!「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」。ディビジョン1は2月に入って、別のカンファレンスのチームが戦う交流戦が始まっている。

2月8日(土)は、神奈川県・ニッパツ三ツ沢球技場で、現在3位につけている横浜キヤノンイーグルスが、4位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイを迎える。今シーズンの交流戦で、両者は2度対戦する予定となっており、3月22日(土)はスピアーズのホストスタジアムの東京都・スピアーズえどりくフィールドで2戦目を戦う。

ジャパンラグビー リーグワン2024-25

開幕から2連敗でスタートしたイーグルスだったが、年が明けてから白星を続けており、先週の第6節のトヨタヴェルブリッツ戦も24-20と勝って4連勝。4勝2敗の勝ち点20で3位に浮上した。

ヴェルブリッツ戦後、イーグルスの沢木敬介監督は「昨季はこういう展開で負けて、今季は勝ち切ることができたが、自分たちの求めているスタンダードに比べたら全然納得できるパフォーマンスじゃなかった」と厳しい表情を会見で見せた。そのイーグルスは前節からFW(フォワード)3名、BK(バックス)1名の先発を変更した。

横浜キヤノンイーグルス

FWは日本代表PR(プロップ)岡部崇人、HO(フッカー)中村駿太がベンチに下がり、シオエリ・ヴァカラヒ、庭井祐輔が先発に上がり、右PR祝原涼介と3人でフロントローを構成する。LO(ロック)リアキマタギ・モリ、オーストラリア代表経験のあるマシュー・フィリップのコンビは変わらない。

FL(フランカー)は今季加入したビリー・ハーモンが前節に続いて先発する一方で、ベテランの嶋田直人が先発に上がり、古川聖人がベンチに下がった。NO8(ナンバーエイト)はベテランの元日本代表アマナキ・レレイ・マフィが引き続き務める。

BKは、南アフリカ代表SH(スクラムハーフ)ファフ・デクラーク、元日本代表SO(スタンドオフ)田村優と経験豊富なハーフ団が務め、CTB(センター)もキャプテンの梶村祐介と、南アフリカ代表で前節のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)のジェシー・クリエルが先発する。

WTB(ウイング)は竹澤正祥石田吉平が引き続き先発するが、FB(フルバック)は、これまで先発を続けていたベテランの小倉順平がメンバー外となり、2シーズン目の普久原琉がリーグワン初先発となる。

ベンチには他にPR杉本達郎、LOコルマック・ダリー、SH天野寿紀、CTB田畑凌、WTBヴィリアメ・タカヤワが名を連ねた。

『Opta』のデータによると今季、イーグルスのオープンプレーでの1試合平均キッキングメーター数は、ディビジョン1でもっとも短い24.2mで、ボールをつなぐ意識が高いことがわかる。ホストの声援を背に相手陣に入って展開プレー、モールでしっかりトライを重ねて得点でプレッシャーをかけていきたい。

一方、スピアーズは序盤は接戦が多かったが、前節の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦では40-12と快勝。ボーナスポイントを加え、4勝1敗1分の勝ち点20とし、得失点差で4位につけている。

前節の試合後にスピアーズのフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)は、「今シーズンに入ってからベストな80分間だった。まずはどれだけ試合をコントロールできるか。得点に変えられるか。3点であれトライであれ、得点からプレッシャーを掛けていく。そこが今日良かった」と振り返った。その試合からFW、BKをそれぞれ1名ずつ変更した。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

FW第1列は変わらず、PR紙森陽太と日本代表10キャップの為房慶次朗(明治大学出身)、HO江良颯(帝京大学出身)の若いフロントローが引き続き先発する。LOも前節とかわらずデーヴィッド・ヴァンジーランドと、ベテランのデーヴィッド・ブルブリングの2人のコンビ。

バックローは日本代表でも活躍したFLピーター・ラピース・ラブスカフニが、メルヴェ・オリヴィエに替わって今季初先発となり、FL末永健雄、キャプテンの日本代表NO8ファウルア・マキシとバックローを担う。

BKはハーフ団が日本代表SH藤原忍と、2試合連続の先発となったSO押川敦治のコンビが引き続き務める。CTBは先週と変わらず、6試合目の先発となった新人の廣瀬雄也(明治大学出身)とリカス・プレトリアスの2人がコンビを組む。

WTBにはゲラード・ファンデンヒーファーが、木田晴斗に替わって先発し、ハラトア・ヴァイレアと両翼を担い、FBには新加入の元オールブラックスのショーン・スティーブンソンが引き続き入った。

リサーブは強力で南アフリカ代表HOマルコム・マークス、PR海士広大、日本代表のオペティ・ヘル、LOルアン・ボタ、今季初のメンバー入りとなったFLトゥパフィナウ、SHブリン・ホール、SO/CTB立川理道、SO/FB山田響(慶応義塾大学出身)が控える。

対イーグルス戦は、引き分けを挟んで2連勝中のスピアーズとしては、試合の終盤までクロスゲームに持ち込み、リザーブ選手を投入してから、セットプレーでプレッシャーをかけて勝利を掴みたい。

昨季、両チームは1度対戦しており、イーグルスが大きくリードしながらも、終盤にスピアーズが3連続トライを挙げて、29-26と逆転勝利を収めており、リーグワンに入ってからはスピアーズの3勝1敗1分となっている。

ホストのイーグルスがファンの前で勝利し、2016-17シーズン以来となるリーグ戦5連勝となるか。それともスピアーズが勝利して、3位に浮上するか。強豪同士の激突は2月8日(土)午後2:10にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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