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ラグビー コラム 2024年6月14日

Bグループ首位攻防戦。3戦全勝「慶應義塾大学」×3勝1敗「筑波大学」。第13回関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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慶應義塾大学 vs. 筑波大学

関東強豪大学がしのぎを削る春季大会は佳境だ。

昨季対抗戦A、リーグ戦1部の4~6位によるBグループでは、6月16日(日)、3勝の慶應義塾大学、本拠グラウンドに3勝1敗の筑波大学を迎える。

両軍が勝点14で並ぶ首位攻防戦だが、4試合消化の筑波大が大会最終戦であるのに対し、慶大は23日(日)に2勝2敗の大東文化大学戦を残す。

敵地に乗り込む筑波大は前戦、一部主力を欠いた布陣で東洋大学と熱戦を繰り広げた。

前半を終了して19-19。3連続トライで19点ビハインドを許してからのカムバックだった。

後半は4本のトライで突き放し45-31で3勝目を奪ったのだが、この4本全てにトライ、アシストなどで絡んだのが桐蔭学園出身のルーキーLO中森真翔(なかもり・まなと)だ。

190cmながら豊かなスピードを持ち、エリア大外から2トライを奪取。落ち着いたパスでトライアシストもみせた。ウイング適性もあった元日本代表LO、192cmの大野均さんを彷彿させるダイナミックな才能だ。

そのLO中森、共に東洋大戦に出場したCTB森尾大悟(茗溪学園)は試合後、U20代表に招集された。

7月2日開幕の「ワールドラグビーU20トロフィー2024」(スコットランド)へ向かうU20日本代表だが、筑波大メンバーはその2名に加えてLO磯部俊太朗、CTB/WTB飯岡建人、UTB増山将(6月5日時点)。

そのU20代表メンバーが、招集経験のあるLO 白丸智乃祐を含めて、今週末の慶大戦に名を連ねてきた。本気度を感じる慶大戦の先発メンバーは、東洋大戦から4名が替わった。

LO白丸に加え、弟・海斗(PR)との兄弟出場となるFL茨木颯、 ビッグプレーを連発するCTB飯岡建人 、スピードスターのFB増山将だ。

ハーフ団は九州コンビとなるルーキーSH 井上達木(佐賀工業)とSO楢本幹志朗(東福岡)。両ウイングは先発に2人のみの4年生で、WTB大畑亮太と、「ブライトンの衝撃」2015年W杯南アフリカ戦のマスコットキッズだったというWTB中野真太郎主将だ。

一方、日本ラグビー発祥の記念碑がある日吉グラウンドで迎える慶大。

前戦の相手は、セットプレーとフィジカリティに強みを持つ日本大学。初戦で筑波大を3点差(29-26)で破っている難敵と、最終盤まで31-31の熱戦を繰り広げた。

殊勲の勝ち越しトライはフル出場のNO8冨永万作。相手ミスのカウンターから敵陣侵入、仙台第三高出身の4年生がペナルティからの速攻で歓喜を呼び、38-31で3戦全勝を決めた。

日大戦の後半6分にトライを決めたルーキーFB小野澤謙真は、今年開始の日本代表育成プロジェクト「JAPAN TALENT SQUAD(JTS)プログラム」の第2回参加8選手に選ばれた。同プログラムは日本代表宮崎合宿で6月12日(水)に開催されている。

 

筑波大戦の慶大メンバーは、日本大戦から5名が替わり、両ロックの中矢健太 、浅井勇暉の4年生コンビが入り、背番号9は橋本弾介、WTB渡邉匠が入った。

慶大は先発15人中13人が上級生という布陣。残りの2人は1年生。5人目の先発変更メンバーであるFL中野誠章(桐蔭学園)、そして第2回JTSプログラムに招集されたFB小野澤謙真だ。

U20代表メンバーが戻ってきた筑波大は要注目。慶大の真価も窺えそうな一戦だ。注目のキックオフは日曜日の正午だ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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