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ラグビー コラム 2024年1月26日

猛勇狼士vs雷神 フィジカルバトルを制するのは、ブレイブルーパスかヴェルブリッツか?

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ボーデン・バレットとリッチー・モウンガというニュージーランド代表オールブラックス対決に注目が集まるが、バレットは「これは個人の対決ではなく、チームの対決」と多くを語らない。オールブラックスでは、モウンガが10番、バレットが15番でプレーすることが多いが、10番同士で戦う2人の駆け引き、キック合戦は注目だ。リーチと姫野は新旧の日本代表キャプテンであり、クラブのキャプテン同士で対決するのはこれが初めてとのこと。「リーチさんはすごいリーダーです。その姿を8年間、間近で見てきました。でも、グラウンドに入ったらリーチさんをドミネートしてきたいです」。両NO8のバトルは見逃せない。

5連勝のBL東京は昨季に比べてディフェンスが向上した。ディビジョン1では埼玉WKに次いで失点が少ない。アタックに関して、モウンガが卓越したスキルで引っ張っているように見えるが、トッド・ブラックアダーヘッドコーチは今季加入したオールブラックスコンビのFLシャノン・フリゼル、モウンガの活躍についてこう話す。「ここまでの5年間で基礎を積み上げたことで、彼らのベストラグビーができているのです」。リーチの充実、原田やディアンズといった若い選手の勢いあるプレー。チームが上り調子なのは間違いない。

ヴェルブリッツも姫野キャプテンが「自分たちの強みは出せている」と自信を示す通り、Optaのスタッツでは、タックル成功率86%(BL東京は84%)、ディフェンス突破157回(BL東京は143回)、平均ゲイン距離3.9m(BL東京は3.72m)と、多くの数字でBL東京を上回っている。もちろん、勝敗は数字では決まらない。小さなミスや反則が勝敗を分けることもあるだろう。骨のきしむ音が聞こえるようなフィジカルバトル、正確なキック、パスを駆使したディフェンスの崩し合いなど見どころ満載の戦いをお見逃しなく。

文: 村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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