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ラグビー コラム 2024年1月24日

黒船に驚かぬ者たち ~リーグワンに日本ラグビーの底力を見た~

be rugby ~ラグビーであれ~ by 藤島 大
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オールブラックスのキャップ125の穴をジャパンのキャップ1(出場時間5分)が当然のように埋めた。個人の奮闘努力のおかげと知りつつ、あえて、これを日本ラグビーの底力と呼ぼう。

福田健太は明治大学の2018年度主将、学生チャンピオンとなるチームを統率、ヴェルブリッツへ進んだ。最初の2シーズンのリーグ出場は計7分。22年度にレギュラーの座をつかみ、ワールドカップのジャパンにも「第3のハーフ」の立場で呼ばれてサモア戦の残り5分に出場を果たした。

さあ、ここで飛躍というところで、なんとアーロン・スミスがやってくる。またもや控え暮らし。ではあるけれど、どっこい準備万端なのだった。

同じ日。兵庫のノエビアスタジアム神戸。クボタスピアーズ船橋・東京ベイの7番、末永健雄が、コベルコ神戸スティーラーズの12番、ナニ・ラウマペ、背番号7のアーディ・サベアを倒した。どちらもオールブラックスにあって弾丸かつ移動氷山のごとき突進で鳴らしてきた。

178cm、98kgのスピアーズのフランカーは前者を開始21分過ぎ、後者を後半の26分強にほどよく低く、まったく軽くはないタックルで止める。ことさらに感動を呼ぶようなヒットではない。そこがよい。狙いを定めて的確に体を当てると、あの両雄がゲインできなかった。

末永健雄に日本代表歴がない。なんだか腑に落ちない。ふたつのタックルもまたリーグワンの伸長を示している。

昨年末、12月17日。静岡ブルーレヴズのスクラムにも「日本ラグビー無形文化財」を見た。対神戸。静岡の誇るフロントロー、河田和大、日野剛志伊藤平一郎、それぞれの背丈が「172・172・175」のスモールな3人が無欠の壁を形成する。

神戸の右サイドの最前線はジャパンの具智元、その尻を204cm・121kgのブロディ・レタリックが押す。さらにはアーディ・サベアも横から加勢する。ここを切り取ればワールドクラスの「技と力と知恵」がある。

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