【ハイライト動画あり】同志社大学、史上初の開幕4連敗で最下位転落。ラグビー関西大学リーグ

試合前、校歌を斉唱する選手たち

10月22日、宝が池公園球技場（京都府）で行われた2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ、第4節の摂南大学戦。シーソーゲームの中、最後は逆転PG（ペナルティゴール）のチャンスが巡るも決め切れず、同志社大学は32-34で敗れ、今リーグ初勝利を飾ることはできなかった。

両校開幕3連敗で迎えた今試合。お互い何としても勝ち点がほしい中、アグレッシブな展開が予想された。主将のPR（プロップ）山本敦輝は「同志社らしい試合をしよう」とチームに話し、キックオフを迎えた。

前半立ち上がりから堅実なスクラムでゲームをつくる。だが、ハンドリングエラーからディフェンスラインが整わず、相手アタックに対して受けの姿勢になってしまう。前半8分、右サイドを一気に突破され先制点を許した（0-7）。

トライをあげる活躍を見せた岡野喬吾

一方、同志社のエース、CTB（センター）岡野喬吾も黙ってはいない。SH（スクラムハーフ）福岡壮太郎からボールを受け取ると、スクラムからブレイクが遅れたFW（フォワード）とBK（バックス）ラインのギャップを切り裂く。そのままゴールラインへとねじ込んだ（7-7）。このトライに岡野は「自分のアタックの持ち味はスペースに対して走り込むこと」と振り返り、得意のプレーを前面に出した。

一進一退の攻防が繰り広げられる中、15分には、左大外から展開され、FWが粘り切れず力負けした（7-12）。その後、SO（スタンドオフ）嘉納一千のPGを1本返すも、自分たちのペースに持ち込むことはできない。28分には、キックオフからノックオンで後退し、キックパスを蹴り込まれる。このボールが相手に収まり、痛い追加点を許した（10-19）。

PGを狙う司令塔・嘉納一千

反撃したい同志社もラインアウトから左へと展開し、テンポの速い攻撃でWTB（ウィング）桃田涼平がゴールラインへ。だが3分後、またも簡単にトライを奪われてしまった（15-24）。それでも最後に嘉納がPGを沈め、18-24で試合を折り返した。