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ラグビー コラム 2023年10月16日

【ハイライト動画あり】激戦を制したのは前回王者の南アフリカ。開催国のフランスは1点届かず。ラグビーワールドカップ準々決勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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激戦を制したのは前回王者

10月15日(日)、ラグビーワールドカップ2023の準々決勝の4試合目が行われ、パリ近郊サン=ドニの「スタッド・ドゥ・フランス」ではプールA首位通過の開催国フランス世界ランキング3位)と、プールBで2位の前回大会王者・南アフリカ世界ランキング2位)が激突した。

両チームの過去の対戦成績はフランス代表の12勝27敗6分。2018年までは南アフリカが7連勝していたが、昨年11月にはフランス代表が30-26と勝利している。なお、ワールドカップでの対戦は南アフリカ代表が、19-15で勝利した1995年の南アフリカ大会の準決勝以来2試合目となった。

4連勝で決勝トーナメントに進出した準優勝3回のフランス代表。3週間前、ナミビア代表戦で頬骨をケガしたキャプテンのSH(スクラムハーフ)アントワーヌ・デュポンが復帰。それ以外のメンバーは、60-7で勝利したプール最終戦のイタリア代表戦からデュポンに変更したのみにとどめた。

頬骨の骨折から復帰のSHデュポン

FL(フランカー)シャルル・オリヴォン、イタリア代表戦のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)NO8(ナンバーエイト)グレゴリー・アードリッド、SO(スタンドオフ)マチュー・ジャリベール、現在6トライでトライランク首位に立つダミアン・プノがWTB(ウィング)を担い、FB(フルバック)には61点で得点ランキングトップのトマ・ラモスらが引き続き先発する。ベンチはFW6人、BK2人で構成した。

フランスvs.南アフリカ戦メンバー

一方、4度目の優勝を目指す「スプリングボクス」こと、南アフリカ代表は、予選プール初戦でアイルランド代表に8-13と接戦で敗れたものの、他の3試合は危なげなく勝利し、準々決勝に駒を進めた。プール最終戦のトンガ代表戦から11人の先発を入れ替え、アイルランド代表戦とほとんど同じメンバーを組んだ。

キャプテンのFL(フランカー)シヤ・コリシを筆頭に、LOにはフランコ・モスタート(三重ホンダヒート)、FLピーター ステフ・デュトイ(トヨタヴェルブリッツ)、司令塔はSOマリー・リボック、CTBはダミアン・デアレンテ(埼玉パナソニックワイルドナイツ)と、ジェシー・クリエル(横浜キヤノンイーグルス)のコンビ、WTBは大会後に東京サントリーサンゴリアスに加入するチェスリン・コルビが入った。

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