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ラグビー コラム 2023年10月9日

【ハイライト動画あり】ポルトガル、土壇場の逆転劇でワールドカップ初勝利。フィジーから歴史的な1勝をあげる。ラグビーワールドカップ プールC

ラグビーレポート by J SPORTS 編集部
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フィジーvs.ポルトガル

開幕から1ヶ月が経過したラグビーワールドカップ2023は、いよいよプール戦最後の試合を迎えた。トゥールーズでプールCの2位でのベスト8進出を狙うフィジーと、ワールドカップ初勝利を目指すポルトガルが対戦。

試合開始から両チーム揃って積極果敢にアタックを仕掛ける展開となった試合は、10分に動きを見せる。7点差以内の負け、もしくは4トライ以上のボーナスポイント「1」を取れば、2位が確定するフィジーは、敵陣の好位置でペナルティを獲得するとショットを選択し、これをSH(スクラムハーフ)フランク・ロマニが手堅く決めて先制に成功する。

しかし、互角の攻防を繰り広げるポルトガルは38分、敵陣でオフロードパスを連続して繋いで攻め込む展開から、好位置でペナルティを獲得すると、手堅くショットを選択し、このPG(ペナルティゴール)をSHサミュエル・マルキが決めて、試合を振り出しに戻す。その後、前半はスコアが動かず、3-3のままハーフタイムを迎える。

すると、後半序盤は一転してトライの応酬に。ポルトガルは5分、自陣からのコンテストキックをマイボールとして大きくゲインすると、タッチライン側への大きなキックパスをWTB(ウィング)ハファエリ・ストルチがキャッチしてインゴールへ飛び込みトライを奪う。

一方、フィジーは8分にカウンターの応酬からトライを奪い返す。ともにコンバージョンを決め、スコアは10-10に。直後の50分にフィジーがイエローカードで数的不利となると、ポルトガルはこのチャンスを逃さず、11分にラインアウトモールを起点にトライを奪うと、キックも決め17-10と再び優位に立つ。

しかしフィジーも28分にトライ&ゴールで追いつくと、試合終盤にかけてポルトガルのペナルティが嵩み始めるなか、34分と36分のPGで23-17とリードを広げ、4大会ぶりの決勝トーナメントへ前進する。

しかし、諦めないポルトガルは、最終盤に渾身のアタックを繰り出すと、タッチライン際のパスワークから38分にWTBホドリゴ・マルタが抜け出しトライを決める。すると、SHマルキがしびれる状況でコンバージョンを決め、ポルトガルが土壇場で24-23と逆転に成功する。

ラグビーワールドカップ2023 フランス大会

【ハイライト動画】プールC フィジー vsポルトガル|ポルトガル、土壇場の大逆転でワールドカップ歴史的初勝利!

ポルトガルはラストワンプレーでマイボールを保持してこのリードを守り切り、歴史的なワールドカップ初勝利を挙げた。一方、敗戦ながら7点差以内のボーナスポイント「1」を獲得したフィジーはベスト8進出を果たし、この瞬間に史上初となるオーストラリアのプール戦敗退が決定した。

★フィジーvs.ポルトガル戦の試合データ

◆プールC 順位表
1位 ウェールズ:勝ち点19(4勝0敗)※ベスト8進出
2位 フィジー:11(2勝2敗)※ベスト8進出
3位 オーストラリア:11(2勝2敗)
4位 ポルトガル:6(1勝2敗1分)
5位 ジョージア:3(0勝3敗1分)

※2・3位は直接対決の結果

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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