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ラグビー コラム 2023年7月14日

ワールドカップまで残る試合機会はあと「5」。日本代表がいかに初戦の課題を修正し、王国の才能集団に挑むか。対オールブラックスXV第2戦展望

ラグビーレポート by 直江 光信
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2か月後に迫ったラグビーワールドカップ2023フランス大会に向けはずみをつける上での大切な試練だ。選手にとっては、ワールドカップスコッドの最終選考を通過するためにみずからの力を証明する残り少ないアピールの場でもある。

7月15日、ニュージーランド代表オールブラックスの予備軍に位置づけられるAll Blacks XV(オールブラックスフィフティーン)との第2戦が、熊本県のえがお健康スタジアムで行われる(18時05分キックオフ)。相手が正式な国代表ではないためキャップ対象試合ではないものの、オールブラックス昇格に燃えるラグビー王国の精鋭たちとの真剣勝負は、日本代表にとって絶好のチャレンジといっていい。ワールドカップで着用する新デザインのジャージーで臨む最初の試合ということもあり、JAPAN XVとして戦った7月8日の初戦(●6-38)以上に多くの視線が注がれる一戦となりそうだ。

日本代表スターティングメンバー

キックオフ2日前に発表された登録メンバーを見ると、日本代表は1週前のスターティングラインアップから7人を入れ替えた。大きく変わったのはFWで、第1列は左PR稲垣啓太、HO堀江翔太、右PR具智元という2019年大会で活躍したおなじみの3人にチェンジ。左FLにジャック・コーネルセン、NO8には姫野和樹が、それぞれリザーブから繰り上がった。ジェームス・ムーアアマト・ファカタヴァの両LOと、第1戦で鮮烈なデビューを飾ったFL福井翔大の3人は、前週に続きスターターでの出場となる。

一方BKで新たにメンバー入りしたのは、SO李承信とCTB中村亮土の2人。SH齋藤直人セミシ・マシレワジョネ・ナイカブラの両WTB、CTBディラン・ライリー、FB松島幸太朗は2週連続の先発だ。プレーメイクの軸となる10番、12番が変わったことで、ラインアタックがどう変化するかが注目される。

リザーブには昨季の日本代表でキャプテンを務めたHO坂手淳史に、PRヴァルアサエリ愛とLOヘルウヴェが新しく名を連ねた。前週スタメンのPRクレイグ・ミラー、FLリーチマイケル、SO松田力也は控えに回り、SH流大、CTB長田智希とともにベンチから出番を待つ。なおゲームキャプテンは姫野と坂手の2人が共同で担うこととなった。

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