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約半年ぶりの再戦となる。
昨季大学選手権で決勝最多得点(73-20)を挙げ、2年連続11度目の日本一を手にした帝京大学。
かたや昨季は、優勝時のみ歌える第2部歌『荒ぶる』には届かなかったが、成長を続けて準優勝した早稲田大学。
迎えた2023-24シーズン。
大学ラグビーの最高峰にいる帝京大(1位/勝点17)と早稲田大(3位/勝点14)が、6月25日(日)、関東大学春季大会Aグループの最終週で激突する。有観客となる会場は、埼玉・熊谷ラグビー場。鉄笛は日曜日の午後1時30分に鳴る。
V3を狙う帝京大は今季、1年時から主力のHO江良颯をキャプテンに据え、春季大会ではここまで3勝1分(台風による試合不成立の引き分け)。
昨季関東大学リーグ戦を5連覇した東海大との注目対決となり、好勝負が期待された。しかし結果は64-5という完勝だった。
完勝の大きな要因は、FWの優位だったろう。
まず8対8の押し合いに歴然とした差があり、帝京大はファーストスクラムから“走った”。その後東海大は低い姿勢で一時対抗したが、大勢は変わらず。
HO江良主将のスローイングから始まるラインアウトも正確で、強力FWによる「スクラムPK→モール」を起点にトライ量産。のみならず、後半はバックスでも3連続トライ。武器の多様性も証明した。
ただリンクプレーでのミスも多く、遂行力には課題が残っただろう。しかしFWの圧倒的な差の前では、いくつかのエラーは問題にならなかった。もちろん多少のミスがあっても“勝ててしまう”現状は、歓迎すべきかどうか、判断が分かれそうだ。
帝京大学スターティングメンバー
王者は今大会の最終戦へ向けて、前戦と変わらぬ先発を並べた。
スクラムを牽引するフロントローは PR平井半次郎(3年、御所実業高)、HO江良主将(大阪桐蔭高)、PR上杉太郎(4年、熊本西高)。
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