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ジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン1
【第14節ハイライト動画】静岡ブルーレヴズ vs. 東芝ブレイブルーパス東京
以降はシーソーゲームとなった。スクラムは押したり押されたりの攻防。30分にBL東京が相手ボールのスクラムをプッシュしてボールを奪い、CTBニコラス・マクカランが左コーナーにトライをあげる。15-10とBL東京がリードすると、静岡BRもスクラムをプッシュして反則を誘うと、ラインアウトからのモールでHO日野剛志がトライ。15-17と逆転する。直後にBL東京もゴール前のラインアウトからモールを押すが、ここは静岡BRを食い止めた。それでもBL東京は松永のPGで再び18-17と逆転してハーフタイムを迎えた。
白熱の攻防は後半も続いた。後半5分、静岡BRが攻め込むが、そのミスボールをBL東京のFL佐々木剛が拾って独走。ゴールまで走り切る。トライ、ゴールで25-17の8点差。静岡BRにとって痛恨の出来事は10分後に起きる。BL東京のワーナーがラックサイドに立っていたところ、その膝に対して静岡BRのPR河田和大が肩をヒットさせてしまう。ボール争奪戦で足を狙うのは怪我のリスクが高いので反則だが、ここは悪質とみなされてレッドカード(退場処分)が出た。
14人となった静岡BRは、WTB槇瑛人を下げ、PR植木悠治を投入。BKラインを一人少なくして戦う。「14人になっても、あきらめることなく、情熱を持ってプレーしました」(大戸裕矢キャプテン)。各選手が2人分の仕事をすることで数的不利をカバーし、21分には、WTBレイウアが左タッチライン際を綱渡りのように走ってつないで日野がトライ。25-22と3点差に迫る差を詰める。しかし、これ以上差を詰めることはできなかった。
BL東京はスピーディーなアタックから、後半29分、松永、36分、交代出場のWTB濱田将暉がトライ。37-22とした。3トライ以上の差をつけるボーナス点獲得のため、もう1トライを目指したが、自陣からのアタックでスローフォワードがありチャンスを逸した。逆に静岡BRは「ゴー!ゴー!レヴズ」の大声援を受けて、終了間際のスクラムを猛プッシュ。交代出場のSH田上稔がトライをあげて声援に応えた。最終スコアは、37-29。両者の勝利への執念を感じる濃密な80分だった。
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