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ラグビー コラム 2023年3月20日

山口県の高川学園、ワクワクして臨む初の全国大会。初戦で古豪・秋田工業と対戦。全国高校選抜ラグビー大会注目校紹介

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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高川学園、初の全国大会出場

3月25日(土)から31日(木)にかけて、今年も埼玉・熊谷ラグビー場を中心に行われる全国高校選抜ラグビー大会。出場32校の中で、実行員推薦枠で初の全国大会出場を果たしたのが高川学園(山口)だ。

高川学園は1月29日に花園に32回出場している伝統校・大津緑洋に74-3と大勝し、初めて山口王者に輝いた。続く2月の中国大会では、準決勝で優勝した尾道(広島)に0-17と接戦を演じたことが評価されて、推薦枠を得て創部38年目にして初の全国大会の切符を手にした。

「若い時からやっていることは同じですが、今年のチームは選手個々の理解力、そして実践力があることが実を結んだ。選抜大会は展開力で勝負したい」と野村賢二監督。

中学2年から競技を始めた45歳の野村監督は、高川学園(当時は多々良学園)OBで、SH(スクラムハーフ)として活躍した。当時のラグビー部顧問は他の部を兼任していたことなどもあり、高校卒業する頃から「ラグビー部の監督のポストを空けておくから」と言われていたという。

体育教諭の枠は空いていなかったため、福岡第一経済大学(現・日本経済大学)で商業の教諭の資格を取り、新卒で22歳から高川学園ラグビー部を指導するようになった。

サッカー、野球、バレーボールなどスポーツの強豪校として知られる高川学園。ラグビー部は強豪とは言いがたく、以前は県予選で100失点するようなチームだった。だが、2017年に人工芝のグラウンドが完成し、2018年から高川学園中学にラグビー部が再建されたことで、徐々に高校の強化も進んだ。

2007年に中学校が開校したときもラグビー部があったものの、野村監督が1人では指導しきれないとして、一度は廃部になったという。ただ、指導者が2人体制になったことで復活し、中高一貫体制で指導を続けてきたことが功を奏したというわけだ。

野村監督は「中学から育てた選手は高校でも軸になって活躍するので、いつか復活できればと思っていました。中学校から部活動でラグビーができるということで入ってきて、高校からも部員が来てくれるようになって少しずつ強くなっていった」と振り返る。

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