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帝京大学 vs. 同志社大学
同志社大学は勝負の刻だ。
12月25日(日)、東京・秩父宮ラグビー場で開催される大学選手権準々決勝(第2試合)で、優勝候補筆頭と言って差し支えない関東大学対抗戦王者、大会2連覇を狙う帝京大学にチャレンジする。
苦い記憶がある。
昨季の同志社は、5季ぶりに準々決勝に進出。その前年度(2020年度)は3回戦で対戦予定だったがコロナ禍で出場辞退となり帝京の不戦勝に。1年後の再戦となったが、秩父宮で12トライを奪われ24-76で大敗。衝突局面の迫力がスコアに出た。
今季はサントリーで9年プレーしたOBの宮本啓希氏を新監督に迎え、FL/NO8梁本旺義を主将に据えた。課題のフィジカル強化に注力し、ダイナミックで高度な攻撃スタイルにも挑戦。シーズンが深まるにつれ連携が深まってきた印象だ。
そして今季の関西大学Aリーグでの大逆転劇だ。
最終節を迎えた時点で同志社は5位だったが、2位の天理大学に47-19でボーナス点付きで快勝(同志社は昨年の春季トーナメント決勝でも天理に35-19で勝利)。
最終節で勝点5を奪った同志社は、上位にいた近畿大学、関西学院大学を追い抜いてラスト3枠目を奪取。大逆転で4大会連続54回目の選手権出場を掴んだ。そして2週間前の選手権初戦、3回戦の福岡工業大学戦では62-17で快勝した。
1911年に日本で3番目に創設され、史上初の大学3連覇を成し遂げた西の名門は、上昇ムードで東京での雪辱戦に挑む。
同志社大学スターティングメンバー
原稿執筆時点でメンバーは未発表だが、大学屈指のスクラムマン、PR山本敦輝(3年)をはじめPR李優河(4年)らフロントローは経験豊富で迫力十分。
バックスも逸材が揃い、タックルマンのCTB西村海音(4年)、決定力あるバックスリーのWTB/FB大森広太郎(4年)。ルーキーながら主戦10番となっている大島泰真が登場すれば、そのプレーメイクにも注目したい。
一方、関東大学対抗戦を全勝優勝した帝京は3週間ぶりの試合で、これが大会初戦となる。
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