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ラグビー コラム 2022年11月7日

【ハイライト動画あり】伝統の一戦は明治大が充実のパフォーマンスで慶應義塾大を圧倒。関東大学ラグビー対抗戦レビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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武内慎(明治大学)

4戦全勝で並ぶ上位勢同士の激突の大事な初戦に快勝できた。ひたむきなディフェンスを伝統とする慶應義塾大から、8トライを奪う圧巻のパフォーマンス。この勝利は、4シーズンぶりの覇権奪回を期す明治大に確かな自信と大きな勢いをもたらすだろう。

80分を通して際立ったのは、コンタクトエリアで貪欲に前に出る姿勢と、ボールを動かす意識の高さだ。攻守とも接点で厳しく体を当てて圧力をかけ、FW、BK一体のアタックで自在にスペースを攻略する。慶應義塾大の懸命のタックルにもひるまず、築き上げてきたラグビーを精度高く遂行できたことが、54-3の完勝の要因となった。

この試合にかける明治大の意志が立ち上ったのは、開始7分の先制トライの場面だ。FKからの速攻を起点に一人ひとりが力強くゲインを刻んでゴールラインに迫り、15フェーズにおよぶ長い連続攻撃を仕留め切ってHO松下潤一郎がフィニッシュ。決して強引なプレーには傾かず、誰もが忠実に役割を果たし続けた一連のプレーに、自分たちのスタイルへの確信とチームの結束は浮かんだ。

伊藤耕太郎(明治大学)

その後19分にPGで3点を返されたものの、23分に右オープン展開でゲームキャプテンのCTB齊藤誉哉が好走し、外をフォローしたFL森山雄太が右スミに押さえる。35分には敵陣22メートルライン付近のスクラムから、BKのサインプレーでSO伊藤耕太郎があざやかにブレイク。そのまま滑るようなランでインゴール中央へ駆け抜けた。

このトライで流れを決定的にした明治大は、38分にもSO伊藤が相手防御のギャップを逃さず突いて抜け出し、パスを受けたCTB齊藤が力強い走りで左中間へ。前半だけで4本目となるトライを挙げ、26-3と大きく先行してハーフタイムを迎えた。

残り40分で23点差。追いかける慶應義塾大にすればこれが瀬戸際というスコアだ。逆に明治大はあと1本取ればほぼゲームを決められる。果たして次のトライを挙げたのは、紫紺のジャージーだった。

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