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ラグビー コラム 2022年10月21日

早稲田大学、強豪との戦いを前に新潟で立教大学と対戦。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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モールで押し切る早稲田FW

ラグビー関東大学対抗戦の開幕から3連勝と勢いに乗る早稲田大学。前節の日本体育大学戦では、最後まで集中を切らすことなく圧倒し、攻撃力の高さを見せた。今週末の立教大学戦が終われば、いよいよ対抗戦折り返しを迎え、帝京大学、慶應義塾大学、明治大学と、強豪との試合が続く。ここで確実な1勝を手にし、さらなる弾みをつけることができるか。

第3節、日体大との一戦では、開始5分、敵陣5mでのラインアウトからモールを形成するとHO(フッカー)佐藤健次(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が飛び出し先制トライを決めた。このトライを皮切りに、BK(バックス)陣が次々とトライを重ね、31-0と大きくリードして前半終了。

勢いは衰えることなく後半3分にも、WTB(ウィング)槇瑛人(スポ4=東京・国学院久我山)がビッグゲインを見せ、最後は本試合POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いたNO8(ナンバーエイト)村田陣悟(スポ3=京都成章)がインゴールに持ち込む。

さらに22分にはFB(フルバック)小泉怜史(文構4=東京・早実)が50:22キックを決め、敵陣でのチャンスを生む。ディフェンスのギャップを見逃さなかったSO(スタンドオフ)吉村紘(スポ4=東福岡)がトライを挙げ、さらに点差を広げていく。その後も集中は切れることなく、試合終了まで早大リードの試合運びとなった。後半出場組の奮闘もあり、日体大を突き放し、16トライを奪った早大は102ー0で完封勝利を収めた。

後半出場し見事なランを見せたCTB(センター)久富連太郎(政経3=石見智翠館)

次戦で戦う相手、立大は前節の明大戦で、明大FW(フォワード)のセットプレーでの強さに苦しめられた。しかし、立大はボールを持てば相手インゴール前までテンポのいいアタックで攻め込み、後半戦ではスクラムでペナルティも奪ってみせた。明大の粘り強いディフェンス、自身の重なるミスにより得点こそならなかったものの、貪欲さの光る立大は、決して油断ならない相手だ。

主将の相良昌彦(社4=東京・早実)を欠きながらも相手を終始圧倒し、完封した前節の試合。個々のスキルにさらに磨きをかけ、誰が出場しても勝ち切る高いスタンダードを見せた。本試合は、新潟市陸上競技場での開催となる。メンバーに大きな変更は見られないが、リザーブメンバーに選出された平田楓太(スポ4=福岡・東筑)や山下一吹(教1=東京・早実)は今季対抗戦初赤黒となる。

後半戦へと勢いを増し、決定力を高める早大。さらなる早大フィフティーンの躍動に要注目だ。

文:高松寛之/写真:坂田真彩(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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