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石田吉平(明治大学)
昨季3位の明治大では、東京オリンピックの7人制日本代表でもあったWTB石田吉平(167cm、73kg)のスピード、キレのあるステップワークは必見。BKラインの中心になるのはCTB廣瀬雄也(3年、179cm、93kg)。1年生からレギュラーだが今季はフィジカル面を強化して力強さが増した。攻撃の起点にもなるだろう。FWでは3年生のLO山本嶺二郎(190cm、107kg)がラインアウトの軸になる。報徳学園からやってきた俊足の1年生WTB山村和也(182cm、79kg)にも注目したい。
昨季4位の慶大は、キャプテンのFL今野勇久(180cm、100kg)が引っ張る。さまざまなポジションをこなす山田響(3年、174cm、78kg)は今季どのポジションでプレーするか。山田が本来のWTB、FBというアウトサイドBKで広いスペースで勝負できるのが相手には脅威になる気がするが、どうだろう。慶大伝統の低いタックルを体現するのはCTB鬼木崇(4年、173cm、85kg)だ。
このほかの各大学にも注目すべき選手をあげればきりがない。日体大ではSO/CTBの福島脩登(4年、173cm、83kg)がBKの中心になる。筑波大は突破役で運動量豊富なNO8谷山隼大(3年、184cm、95kg)に注目。青学大の攻守の要はCTB金澤春樹(4年、178cm、95kg)。立教大は昨年1年生ながら対抗戦全試合に出場したSO/CTBの中優人(181cm、87kg)がいる。大学生は1シーズンで長足の進歩をとげることがある。各大学の新戦力も含めて、新しいスター選手の登場にも期待したい。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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