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ラグビー コラム 2021年6月9日

【日本ラグビーを支えるスペシャリスト】2013年から日本代表の体作りを担当 ラグビーに魅せられたS&Cコーチ太田千尋さん

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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太田千尋さん

──日本代表の練習を見ていると、バーベルのプレート(重り)を持って走るなど、いろんな負荷をかけていますよね。
「ラグビーの体の使い方を養うために、いろんな方向から負荷をかけています。競技力が上がるほどスキルスピードが速く、精度も高くなります。また、どこから負荷がかかっても安定してランニングテクニックを崩さず、いかに速いパスをキャッチして、速いパスができるか。あとはタックルに低く速く入れるかどうか。そういったところが日本代表の目指すべきところです」

──腕と足が違う動きをするようなことですか。
「そうです。足は速く走る動きで、上半身はキャッチ、パス、コンタクトの動きをします。いろんな方向から負荷がかかっても体を安定させ、上半身は自由自在に扱える。そういう動きを身に着けられるようにしています」

──2015年、2019年の日本代表でS&Cコーチに求められるものは変わりましたか。
「ラグビーの原理原則は変わりません。僕らがよく言うのは、『究極のアスリートを作ろう』ということです。大きくて、速くて、俊敏で、しかも動き続けられるようにしたい。なかでもサイモン・ジョーンズS&Cコーチと日本代表でフォーカスしていたのは加速力です。一歩目の速さ、スピードチェンジ、キックのトランジションでいかに相手より早くポジショニングできる能力を高めるために、加速力を向上させるトレーニングをしていました」

──松島幸太朗選手、福岡堅樹選手が早いのは分かるのですが、それほど速くないと思っていた選手たちもスピードが上がったように感じました。
「加速力も高まったし、速いスピードを維持できる力が、2017年から2019年にかけて全体的に向上していました」

──2023年に向かっての準備は始まっているのですか。
「コロナ禍で集まってトレーニングできなかったのですが、こういう基準でフィジカルを鍛えましょうというのは伝えていますし、トップリーグが終わった日本代表候補選手からメニューを提示して準備してきました」

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