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ラグビー コラム 2021年6月9日

【日本ラグビーを支えるスペシャリスト】2013年から日本代表の体作りを担当 ラグビーに魅せられたS&Cコーチ太田千尋さん

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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──タックルの強い選手は背筋力が強いということですね。
「そうです。ぶつかるときは体を支えないといけません。押す力だけでなく、引く力、それを一瞬で伝えるパワーと土台となる下半身も含めて体幹が固められて強い力を発揮できます。コンタクトしたあとに相手を引きつける力などにも影響していると思います」

──日本代表選手の中で背筋力が強いのは誰ですか。
「姫野和樹選手がむちゃくちゃ強いです。ベンチプレスの逆のベンチローという種目があり、ベンチにうつぶせになり置いてあるバーベルを胸に向かって引き上げるのですが、姫野選手は体重の1.6-7倍を挙げていました。今まで見たことのない強さです。その筋力がスーパーラグビーのハイランダーズで活躍した土台になっているのかと思います。外国人選手も、70kg、80kgを担いで懸垂が出来ますし、(ラグビーにおいて)背筋力は重要です。高校生、大学生も加速力、そして背中とお尻は鍛えてほしいです。シンプルに、懸垂をするときに胸を張って背中を寄せてできるようになってほしいですね」

──太田さんは、2023年大会にどんな目標を持っていますか。
「決勝トーナメントでいかに勝つかというチャレンジはチームと同じです。どう勝つかということでいえば、次大会は海外で戦います。フィジカルスタンダードを上げることはもちろん、環境が変わる中、いかに高いパフォーマンスを発揮し続けられるような環境を作ることができるか。特に睡眠については何かできないか考えています。疲労が溜まり睡眠の質が低下するとリカバリーも遅れます。何かプラスアルファのサポートをしたいと思っています」

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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