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ラグビー コラム 2020年12月13日

全国高校ラグビー100回目の歴史的大会は無観客実施も、 1回戦から強豪激突で見どころは満載

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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確定したトーナメント表を見てみると、1回戦から注目の戦いが多い。シード校が今年の成績を反映していないこともあり、シード外の強豪校が多数存在する。神奈川予選決勝で昨季の花園王者・桐蔭学園を追い詰めた東海大相模、強豪ひしめく近畿ブロックを勝ち上がった報徳学園(兵庫)、その報徳を兵庫県予選で破って優勝した関西学院、花園上位の常連になってきた中部大春日丘(愛知)、流通経大柏(千葉)、夏の菅平高原の練習試合で御所実業と僅差勝負を繰り広げた國學院栃木、大阪の常翔学園などだ。

1回戦で優勝候補の一角である御所実業と報徳学園が激突するのは興味深い。勝ったチームは國學院栃木対名護の勝者と2回戦である。このブロックには東海大相模もおり、ベスト8にどのチームが勝ち上がるのか予断を許さない。関西学院、流経大柏、常翔学園のブロックも予想が難しい。九州王者の東福岡は長崎南山との1回戦、勝ち上がると筑紫(福岡)対坂出第一(香川)の勝者と戦う。東福岡と筑紫は福岡県予選前に何度も合同練習を行った間柄だ。

初出場は4チーム。川越東(埼玉県第1)、開志国際(北信越ブロック/新潟)、四日市工業(東海ブロック/三重)、創志学園(中国ブロック/岡山)だ。いずれも花園を見据えて着実に強化してきたチームばかり。創志学園ラグビー部は2010年、開志国際は2015年創部の新しいラグビーチームでもある。初めての花園でどんなプレーを見せてくれるのか。

記念大会は何かが起こる。第60回大会は、平尾誠二キャプテンの伏見工業(京都)が初優勝。第70回大会は創部43年目で熊谷工業(埼玉)が初優勝。第80回大会は伏見工業の8年ぶり3度目の優勝。第90回大会は東福岡と桐蔭学園が引き分け両校優勝。桐蔭学園は初優勝だった。果たして、100回目の大会はどんな結末が待っているのだろう。新たな王者が生まれるのだろうか。たとえ無観客であろうとも、高校生たちの熱い戦いが心に響くのは間違いない。

文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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