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3年後のワールドカップ(W杯)フランス大会を意識する余裕はない。この試合で実力を証明しなければならない――この日登場する新世代の若手たちは、そんな覚悟を秘めてピッチに立つのかもしれない。
ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン――。
南半球の列強3か国による対抗戦「トライネーションズ(ザ・ラグビーチャンピオンシップ)2020 」が、10月31日(土)、ANZスタジアム(シドニー)でのオーストラリア×ニュージーランドで幕を開ける。
本来ならオーストラリアを舞台に、南アフリカを入れた4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」が開幕予定だったが、新型コロナウイルスの影響により南アフリカが不参加を決めた。
南アフリカ政府による渡航制限、選手の安全上の懸念などが理由として挙がったが、W杯日本大会の王者は、2017年の二の舞を危惧していたのかもしれない。
南アフリカは2017年のTRCで、ニュージーランド代表“オールブラックス”に0-57という歴史的大敗を喫している。
大会後に選手が道端で罵られるなど大変な屈辱を味わっており、準備不足で大敗を喫すれば、W杯王者の威厳を大きく損ねてしまうかもしれない。準備不足での参加に難色を示すのは当然の心理と言えるだろう。
かくして、南アフリカをのぞいた3か国による1回戦総当たりの「トライネーションズ」としての開催が急きょ決定した。
そして、この試合はオールブラックスとワラビーズ(オーストラリア代表)の定期戦「ブレディスローカップ」の第3戦でもあり、ここまで1勝1分のオールブラックスが勝利or引き分けで、18年連続のカップ保持が決まる。
強烈なライバル関係にある両国にとってブレディスローカップは「W杯の次に重要な試合」とも云われるが、この試合の注目点はカップの行方ばかりではないだろう。
2023年W杯のメンバー候補と期待される若手が、両チームに多く登場するのだ。
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