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ステイホーム週間は、ラグビーの名勝負を見よう! 多くの若者の人生を変えた早稲田大学の歴史的勝利。 「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」の誇り高き激闘。
村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一続いてご紹介するのは、「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」だ。ラグビー発祥の母国イングランドほか同等の歴史を誇るスコットランド、ウェールズ、アイルランドの英国系4協会のことを「ホームユニオン」と呼ぶ。この4協会の代表チームは「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」と称され、4年に一度、南半球の強豪国に遠征するのが恒例で、ラグビー界ではラグビーワールドカップに次ぐ一大イベントと言っても過言ではない。
2017年はラグビー王国ニュージーランド(NZ)へ遠征。同国代表オールブラックスとのテストマッチを含む10試合を行った。この遠征も歴史に残る結果になった。NZへは2005年以来12年ぶり。前回はテストマッチに3戦全敗という不甲斐ない戦績だったこともあって、2017年はテストマッチでの勝ち越しを狙った。ライオンズのキャプテンは、ウェールズのFLサム・ウォーバートン。LOマロ・イトジェ(イングランド)、SOジョナサン・セクストン(アイルランド)、FBスチュワート・ホッグ(スコットランド)など2019年のラグビーワールドカップ(RWC)で活躍することになる選手が多数含まれていた。
遠征第7戦、テストマッチ第1戦は6月24日、オークランドで行われ、オールブラックスが30-15で快勝。ライオンズは第2戦(7月1日、ウェリントン)、24-21で僅差勝負をものにし、対戦成績を1勝1敗とする。そして、最終戦は7月8日、再びオークランドのイーデンパークで開催された。試合は互いの意地がぶつかり合って死闘となる。
序盤からスピーディーに攻めるオールブラックスは、FBジョーディー・バレット、CTBンガニ・ラウマペら若手の活躍で前半を12-6とリードで折り返す。ライオンズも後半1分、WTBエリオット・デイリーが約55mのPGを決め、その後も体を張ったディフェンスで互角の好勝負を繰り広げた。
試合は最後までもつれる。その結末は皆さんの目で確認していただきたい。この試合では、オールブラックスのバレット3兄弟(ボーデン、スコット、ジョーディー)が揃ってプレーした。スコットが途中出場だったので、3人が同時にピッチに立ったのは3分間だけだが、3兄弟が同時にプレーするのはオールブラックス史上初のことだった。2019年のRWCを思い出しつつ、楽しんでいただきたい。
文:村上晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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