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写真:立命の両サイドを支える藤井健太郎(左)と木田晴斗(右)
ラグビーワールドカップが11月2日、南アフリカの優勝で幕を閉じた。日の丸を背負って戦った桜の戦士たちは、気迫あふれる魂のプレーを見せベスト8という偉業を成し遂げ、日本中に感動を与えた。
「日本代表の選手のプレーを見てとても刺激を受け、勉強になりました」。そう応えたくれたのは立命館大学ラグビー部のサイドを支えるWTB(ウィング)藤井健太郎(済2・伏見工業)とWTB木田晴斗(情理2・関西大倉)。
2人は日本代表として日の丸を背負った経験がある。藤井は昨年、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行われたユースオリンピック男子7人制ラグビー日本代表に選出。
今夏は、25歳以下日本代表としてユニバーシアード夏季大会に出場し、見事金メダルを獲得。チームの優勝に貢献した。
一方、木田は高校時代無名ながらも、大学での活躍で瞬く間に彼の名が全国へ知れ渡り、昨年ジュニア・ジャパンに選出。
今年は、4月に行われたオセアニアラグビーU20チャンピオンシップの日本代表にも選ばれ、世界での経験を積んだ。
「同じ高校(伏見工業)の先輩である松田力也選手(現・パナソニックワイルドナイツ)と、田中史朗選手(現・キャノンイーグルス)が出場しているということで、実際に大舞台に出て戦っている姿を見て、すごく刺激を受けました」。
先輩が活躍している姿を見てとても感銘を受けたという藤井。木田も「アイルランドやスコットランド戦ではバックスリーの活躍がとても光っている印象を受けました。自分も同じようなプレーをしていきたいと思いました」とやはり多大な影響があったようだ。
ワールドカップで特に印象を受けた選手を聞くと、藤井は「イングランド代表のWTBアンソニー・ワトソン選手です。自分が見ていて、プレースタイルが似ていると感じました。全部においてトップレベルの能力で、とても勉強になりました」。
木田は「ニュージーランド代表のWTBセヴ・リース選手です。今年からスタメンとして出場し勢いがある選手であり、上手さだけでなく、積極果敢なプレーがとても印象的でした」と2人とも同じポジションの選手を挙げた。
日本代表のジャージに初めて袖を通したときは、相当なプレッシャーを感じたという2人。
「7人制という普段とは違うカテゴリーですが、代表という面では同じ国を背負う思いでやりました。ワールドシリーズの際は負けたら降格というリスクの中試合に出させてもらい、その時が一番責任感を感じました」と藤井。
木田は「周りの選手のレベルが高いこともそうですが、代表のジャージをずっと夢見て練習を積み重ねてきた中で、最初は緊張感もあり、試合の雰囲気も違いました」とその当時を振り返った。
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