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ラグビー コラム 2018年9月28日

最高のスタートを切った明治、さらに内容を上げたい日体大戦。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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2試合連続の完封勝利をねらう。関東大学対抗戦初戦となる青山学院大学戦を88-0で勝利を収めた明治大学。9月30日(日)に行われる日本体育大学戦に連勝しチームに勢いをつける。

最高の形でスタートを切った。期待を背負ったシーズンの初戦・青学大戦では、緊張を感じさせない結果となった。序盤からから速いパス回しとFW(フォワード)、BK(バックス)が一体となった攻撃で圧倒。

リザーブメンバーの出場後も規律が乱れることなく相手を完封した。「80分間スタンダードを崩さずにできた」とSH(スクラムハーフ)福田健太主将(法4=茗溪学園)も初戦の結果に手応えを感じた。

4トライの活躍を挙げた山崎

走力を見せつけての大量得点だ。この試合4トライを奪ったWTB(ウイング)山崎洋之(法3=筑紫)。前半32分には敵陣マイボールスクラムから作ったチャンスで、SO(スタンドオフ)忽那鐘太(文4=石見智翠館)からのリターンパスに反応。

出足の鋭いステップでギャップに攻め込みゴールラインまで来ると、最後は相手を1人引きずりながらインゴールにグラウンディング。快足を飛ばしてのトライは会場を沸かせた。

「みんなが繋いでくれた、チームで取ったトライ。もっと自分で取りに行くトライを増やしたい」。

攻撃が最大の防御となった。88点の猛攻で圧倒した明治。持ち味のアタックで常に敵陣に攻め込み、相手に攻撃の機会を与えなかった。圧巻だったのは後半、相手の疲れに付け込み得点を量産した場面。

32分には相手のキックオフボールから、BKが外に展開し敵陣へと攻め込む。テンポの良いアタックでゴール前まで進み、最後はラックから出されたパスにPR安昌豪(営3=大阪朝鮮)が合わせてノーホイッスルトライ。怒涛の攻撃は試合終了まで止まることはなかった。

更なる大勝に期待が懸かる。次戦は昨年、100点を越える得点で勝利を挙げた日体大戦。今試合でカギとなるのはFW勝負でどれだけ優位に立てるか。夏合宿で鍛え上げたラインアウトは、試合を通して完成度を上げている。

ラインアウトの精度にこだわる

「セットプレーは武器になってきている。3年目を迎えて、スローワーとして試合を追うごとに経験値で良くなっている」と語るHO(フッカー)武井日向(商3=国学院栃木)のスローにも注目だ。

ルーキーの活躍からも目が離せない。青学大戦では児玉樹(政経1=秋田工)、飯沼蓮(営1=日川)、雲山弘貴(政経1=報徳学園)が対抗戦デビュー。リザーブからの登場だったが、それぞれ存在感を発揮した。

後半21分からの出場となった飯沼は広い視野と、テンポの良いボールさばきで試合を完全にコントロール。約20分の間にチームに5トライをもたらすなど、インパクトプレーヤーとしての役割を果たした。

絶対的存在である福田主将の後を託されるルーキーは「追い越すつもりでチャレンジしていかないと成長できない」と明治の柱への成長を誓う。

ルーキーを含め、どの選手が出場しても80分間戦力が変わらないのが明治の強み。日体大戦でも落ち着いた試合運びで勝利を引き寄せたい。大勝を収めた初戦におごることなく、試合内容を越えてみせる。

文/写真:鈴木貴裕(明大スポーツ)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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