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モーター スポーツ コラム 2024年1月10日

太田格之進、SF初優勝での涙に込められた“10年ぶりの想い”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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そして、2023シーズンの最終戦である第9戦。予選ではシーズン2度目となる2番グリッドを獲得するも「ポールポジションを獲れたと思った」と記者会見では終始悔しそうな表情をみせた。決勝では、そのリベンジを果たすようなスタートダッシュを決め、リアム・ローソン(TEAM MUGEN)を逆転。そのままレースをリードしていき、見事スーパーフォーミュラ初優勝を果たした。

「前半戦のSUGO大会までノーポイントで、後半の富士・もてぎ・鈴鹿2連戦で35.5ポイントを稼いで、ランキングも7位まで上がれました。予選のパフォーマンスに関しては速さを見せられたし、決勝に関しても最後の最後で強さを見せられました。前半戦とは比べ物にならない感じで、正直、こんなシーズンの終わり方ができるとは思っていなかったです」

【涙に込められた“10年ぶりの悲願達成”への想い】

初優勝後喜びを爆発させた太田格之進。

先述でも触れた通り「最後には絶対勝つ」と言い続けてきた太田。そこには“6号車で勝ちたい”という想いが、大きな原動力となっていた。

太田が乗る6号車の担当エンジニアであり、現在はチーム監督も兼任する吉田則光がメインで携わる車両がスーパーフォーミュラで勝利するのは、実に10年ぶり(2013年開幕戦鈴鹿での伊沢拓也以来)だった。

「やっぱり、何年ぶりの勝利とか、初めての快挙とか……そういうシチュエーションは、ドライバーとして燃えるところがあります。だから、10年ぶりの勝利というのは、ずっと狙っていました」

ダンディライアンは、過去に何度も優勝を経験しているチームではあるのだが、直近でみると2019・2020年の山本尚貴や2021年の福住仁嶺は、いずれも5号車での勝利だった。

「やっぱり今まで優勝やチャンピオンを獲って、フィーチャーされることが多かったのは5号車の方でした。だからと言って、僕は6号車が劣っているとは思っていなかったです」

「その中で、6号車を担当しているメカニックの皆さんも、隣(5号車)がチャンピオンや優勝を飾っているのを見て、悔しい思いをしている部分あったと思うんですよ。そういう点で、やっぱり勝ちたいっていう気持ちはすごく大きかったですね」

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