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モーター スポーツ コラム 2023年3月3日

宮田莉朋選手(No.36 au TOM’S GR Supra)「新たな体制で挑む今シーズンについて」| 2023年 SUPER GT年男 新春インタビュー【年男、跳ねる!】

モータースポーツコラム by 島村 元子
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 なので、あのときの自分に言うとしたら、「彼らを倒して今ちゃんとここ(プロの世界)にいるんで、安心してください」っていうことくらいかな(笑)。でもそのときは本当にすごく苦労したし、父親にもう今じゃ警察沙汰になるくらいでしょうが、ぶん殴られるのが当たり前ぐらい、スパルタだったし。でもそれがあったからこそ今こうやっていられるし、ツラかったけど乗り越えた結果がここなんで。(声をかけるなら)「がんばってください!」って感じですね。

──では、次の年男……36歳になったとき、どんな人になっていたいと思いますか?
宮田:36だと、たぶん子供もいると思ってるんで。個人的には、25までには絶対海外でレースして、 トヨタだとWEC(世界耐久選手権への参戦)はまぁ規定路線のような感じですけど、しっかり海外で活躍し続けてるドライバーでありたい。で、36歳だとそうですね……まだたぶん世界で戦えてると思います。個人的によく奥さんと話すんですけど、僕は自分の子供が男の子であればレースをさせたいって思ってて。自分が知ってる世界がそれしかないんで。僕としては、僕が知らない世界でレーシングドライバーを目指してほしくて。というのも、僕は海外でレースをしたい、世界を目指したいっていう思いでずっとカートを始めたんです。

 ただ先ほど言ったように、資金的に本当に厳しかったんで、海外に行ったり挑戦することも難しくて。世界に行けたのも、やっぱりバックアップがあった上で一度は行ったんですけど、子供ができたときには僕がたくさん稼げていると信じて、自分の子供には自分が行きたかった世界に行かせたい。まずは自分ができなかった路線……カートの頃から世界選手権に出たりして、日本ではなくて海外での走らせ方だったり(を学ばせたい)……。今、F1やWECで活躍してる選手ってヨーロッパというか向こうの地域で育って、日本にはないセンスというか技術が彼らにはあると思うんです。そういったところで揉まれることで、自分が成し遂げなかったことを息子には成し遂げてほしいなってすごい思ってるんです。欲を言えば……これ、奥さんに本当に申し訳ないなって思いながら言うんですけど(苦笑)、(子供は)兄弟で欲しくて。で、男の子両方ともレーサーにさせたいっていう……。これはもう僕の最後にできたら……っていう親孝行なんですけど、父親もレースがすごい大好きでトムスのファンだったんですが、今は僕がトムスで乗っているので“これが親孝行かな”っていつも思ってはいるんですけど、最終的には、父親が死ぬ前に僕と息子らで耐久レースに出て、父親が監督になって、 “いい思い出作ったな”って言ってもらって人生を終えてほしいんで……。そういう感じですかね(笑)。

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