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第6戦の舞台となるスポーツランドSUGO
SUPER GTも第6戦を迎え、いよいよ終盤戦に突入する。舞台となるのはスポーツランドSUGOだ。ここで第6戦を迎えるのは、非常に大きな意味を持つ。サクセスウエイトが積まれ続けられる今年最後のレースであるのに対し、アップダウンに富んだ高速テクニカルコースということは、重ければ重いほど厳しい戦いを強いられる。逆もまた然り。
言い換えるなら、ランキング上位がまったく歯が立たない可能性がある一方で、下位の思いがけぬ大逆襲もあるわけだ。加えて、このコースはコース幅も、ランオフエリアも広くはないから、ミスがアクシデントにつながりやすい。だからレース中にセーフティカーやFCY(フルコースイエロー)が、まったく出ないということは、ほぼあり得ない。
いずれも、そうなったらピットに入れないものの、フラッグの提示前に入ったら、どうなるか? レースペースが極端に落ちる間に、ピット作業を行うことができれば、ロスを最小限にできて、なおかつマージンも稼げる。つまり、一気に勝機到来だ。ドライバー交代可能な1/3の周回、今回は84周で競われるから、28周を過ぎて何かアクシデントが発生すれば、即ピットインというのが理想ということ。
ただ、言うは易し……なのである。タイヤや燃費との兼ね合いもさることながら、アクシデントを察知した時、どこにいるかも重要だ。最近はジャッジも早くなってきているので、コースの前半にいたら、まず間に合うまい。SUGOならSPコーナーあたりが限界か。まぁ、いずれにしても一筋縄ではいかない一戦になるのは間違いない。
一躍ランキングのトップに浮上した、カルソニックIMPUL Z!
第5戦では最後尾から逆転優勝を果たしたカルソニックIMPUL Z
鈴鹿の第5戦も、振り返れば一筋縄ではいかない一戦ではあった。優勝したのは、予選最下位だった平峰一貴/ベルトラン・バゲット組のカルソニックIMPUL Zだったからだ。終盤に入ってトップを争っていたのは、塚越広大/松下信治組のAstemo NSX-GTと松田次生/ロニー・クインタレッリ組のMOTUL AUTECH Z、そしてジワジワと順位を上げてきたカルソニックIMPUL Zの3台。しかしながら、鈴鹿をMOTUL AUTECH Zが得意とするのは、周知の事実。そのまま逃げ切りも可能だと思われた矢先に……。
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