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モーター スポーツ コラム 2022年8月21日

片岡龍也選手(No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG) 「タイヤを新品にして戻すよ」っていうことだけだった

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──緻密にシナリオを練り上げて攻めの勝負に挑んでトップに立ちましたが、77周目の1コーナーで信じられないこと……つまり、左フロントタイヤのパンクが起きてしまいました。状況を改めて教えてください。

片岡:あの時は基本的に(トラブルの)前兆なく、ブレーキングした瞬間に……。過去にも経験はあるのでブレーキを踏んで1秒もしないうちにパンクしたっていうことには気づくんですけど、信じたくはないので。一応ハンドル切るところまで行って、舵が効かないのを確認して……あとは、メーターで空気圧をチェックすると、もちろんそこはゼロ(表示)になるので……信じたくはないですけどね(苦笑)。 “パンク決定”ということで。しかも1コーナーですから(ピットに)戻るまでまた距離が長くて。でもスピード上げるとタイヤが破けてクルマを壊しちゃいますし。極力急ぎたいけど、急げないしっていう。何よりも優勝の権利がもうなくなることがそこで決まっているので……残念なんですけど、この辺も長いことレースやってると、そういうこともあるし。むしろ(レース後クルマを)降りてからの方が悔しいですけど、乗ってるときって意外と冷静なんです。シンプルに残念と思いながらも、もしかすると(タイヤ交換してコース復帰したら)ポイントが獲れるかもしれないっていう思いがあるから。とりあえず、チェッカーを極力一番短い時間で目指そうとはしていました。

──もう一瞬にして描いてた風景が変わってしまったわけですね。狙った獲物は、ほんともう目の前にありました。

片岡:かなりありましたね。あの時点ではほぼ手中に(勝利を)収めたかなぁと。『ゴールするまでわからないけど、でも行ける(勝てる)よね』っていうような。あとは、我々は2017年までは年に一回は必ず勝つような状態でしたけど、ここ5年ぐらい苦しいシーズンが続いているので、ほんとに久しぶりのチャンスというところで……。関係者、チーム自体もそうですし、我々のチームはファンが非常に多いので、かなりみんないろんな思いがあったと思うんですけど。もう少しお預けということになりましたね。

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