人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2022年8月21日

片岡龍也選手(No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG) 「タイヤを新品にして戻すよ」っていうことだけだった

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
  • Line

──結果的には“裏トップ”、事実上のトップでそのままバトンが谷口選手へ繋がりました。順調な展開となっただけに、ピットで待機しているときの気持ちはどのようなものでしたか。

片岡:自分が最初ファーストスティントを乗っているので、マシンの手応え(はある)……あとは、一番心配であった気温に関しては少し下がってくる方向だったので、自分がもう一度バトンを受け取る頃には、最初に自分が乗っていた時よりも多分状態はいいと想定してました。ただその一方で、11号車(GAINER TANAX GT-R)がかなり近いところにいるなというのは分かっていたんです。今回、いろんなチームが脱落していく中で、最後は結果的に61号車が来たんですけど、途中は11号車が(優勝争いする)ライバルとしての本命かなと思ったので。自分が交代するタイミングでバックミラーを見ていると、11号車も同時にピットにしてきて……6~7秒あとなのかな!? バックミラーで見てると作業終えて出てきた。 だからアウトラップの時点で、多分ギャップが最初10秒以内で始まっていたと思うので、とりあえずタイヤを労わりながらウォームアップして。11号車との距離を確認しながら走っていると、少し余裕ありそうだなっていう感じでした。

最後のスティント……仕事としては、やはりコールド(タイヤ)からのペースを上げていくところ(が大事なの)で、落ち着いた時点で(11号車と)どれぐらいのギャップがあるかが一番のポイントだと思ってましたね。そこに関しては順調にギャップも少し作り、自分のタイヤも完全に温まって、安定した状態を作って……うしろのラップタイムと自分のラップタイム、ギャップを聞きながら行くと、基本的にはかなりいい状態のところにまでいたので、どちらかというと、あとはこのペースでチェッカーまで行くというところまで組み立てられていた印象でしたね。

──理想的なレース展開となり、第3スティントの滑り出しも上々。一方、2回目のピットインは50秒ほどピットに入っていました。これはどうしてでしょうか。

片岡:とにかく今回の作戦は、タイヤを労わるというところを重視していたので、極力走行中の重量を軽くしたいということで燃料の搭載量を抑えてたんですよね。その他のチームは多分、(ガソリン)満タン(でスタートして、1回目のルーティンストップでも)満タン、(2回目は)スプラッシュとか、(スタートは)満タン、(1回目は)スプラッシュ、(2回目は)満タン、っていう形を採っていたと思うんですけど、 我々は2回に分けて必要量を給油するという作戦にしたので。なので多分トータルで(ピットに)止まってる時間は(他チームと)変わらないんですけど、大概のチームが2回目のルーティンはすごい短いストップになる中で、我々はフルに(ピット作業で)止まって……。そういう意味では、(2回目のピットワークでは)11号車と我々で作業時間が20秒ぐらい違うだろうっていうのは予想していたし、実際にピットアウトした時点で何秒差になるんだろうなっていうところを注視していたんです。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ