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モーター スポーツ コラム 2020年7月27日

2020第1戦レビュー|スープラ完全制覇で始まった2020年。その裏で徹底されていたコロナ対策

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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厳戒態勢のなかで行なわれた開幕戦、そこで垣間見えたGTAの徹底したコロナ対策の対応

表彰式も全員がマスク着用、プレゼンテーターもいないという徹底したコロナ対策が取られた。

ついに開幕を迎えた2020年のスーパーGTだが、その裏では関係者による徹底した新型コロナウイルス感染防止対策が講じられていた。

この開幕戦では来場するドライバーやチーム関係者に加えサーキットの従業員にオフィシャル、さらに取材するメディア関係者にいたるまで、全員が14日前から健康チェックを行ない、毎日GTAヘの提出が義務付けられていた。提出されたものはGTAの山口孝治メディカルデリゲートが全員分チェックしデータ化。その作業は1日分をまとめるだけでも半日はかかるという。

そんな中、現場での取材許可が出ていた筆者も毎日健康チェックを出していたのだが、開幕1週間のタイミングで39℃を超える発熱症状が確認された。すぐに保健所等の指示に従い、まずは近くの医院で診察。この時点では、いわゆる“味覚障害”などもなかったため、自宅で数日間経過観察をするように言われた。

幸いにも1日で解熱し、程なくして仕事(リモートワーク)に復帰したが、GTAはたとえ1日で熱が下がり、当日の体調に問題がないとしても“念のため”一定期間は様子を見たいという結論になり、筆者は『入場禁止措置』を通達されることになった。

現場に行けなかったのは残念ではあるが、逆にこの体験を通してGTAが徹底的にコロナ感染対策の防止に尽力しており、その姿勢が少しも崩されていないということが分かった。“これなら大丈夫だろう”と緩い判断をするのではなく、“少しでも可能性がありそうなものは疑ってかかり、かなり用心して対応する”という姿勢が貫かれている何よりの証明になった。今回は私自身の体験を通して得られた情報・感じたことも紹介していこうと思う。

この経験を機に、電話取材という形で山口メディカルデリゲートに話を聞いた。そうすると、いかに“万が一”を起こさないために細心の注意を払って毎日全員の健康チェックに当たっていることが伺い知れた。

「(全員の健康チェックデータは)基本的にExcel等で一覧にして見られるようにしていますが、その中で1回でも異常が確認された人は“その後も毎日チェックをして行きます。例えば調査開始日に37℃の熱があった人は翌日以降36℃に下がったとしても、レースの日まで毎日注意深くチェックをしていきます」

さらにレースウィーク当日には入場ゲートにサーモグラフィや非接触型の体温計を完備し、少しでも異変が確認された者に対しては、山口メディカルデリゲートがその場で診察を行なう。再検温や血中酸素濃度の測定を実施し、場合によってはそこで『入場禁止』の判断が下されることもあるという。

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