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モーター スポーツ コラム 2019年5月23日

SUPER GT第3戦プレビュー:三度目の正直……なるか?

SUPER GT by 吉田 知弘
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第3戦の鈴鹿は、ホンダNSX-GT勢が最も得意とするコースのひとつ。それだけにここで大量得点を稼いでおきたいという思いが強いようで、山本も「鈴鹿は絶対に獲りにいかなければいけない」と意気込んでいた。昨年も予選・決勝でワンツーを独占する走りを見せたホンダ陣営だが、今年も上位に食い込んでくることは間違いなさそうだ。

これに対し、レクサス勢も決して劣っているわけではない。昨年も平川亮/ニック・キャシディ組のKeePer TOM’S LC500が3位に入っている他、上位争いに絡むレクサスのマシンが多かった。レクサス勢の強みは決勝でのロングラン。鈴鹿ラウンドは昨年から300kmレースとなったが、それでもレースペースというのは勝敗を左右する大きな要因となる。仮に予選でホンダ、日産勢に先行を許したとしても決勝での巻き返しが見られる可能性は十分にある。今回もレース終盤まで手に汗握るトップ争いとなっていきそうだ。

■GT300クラス:まさかの2戦連続ノーポイントのつちやエンジニアリング、鈴鹿で反撃なるか?

GT300クラスも、ここ鈴鹿を得意としているマシンが多い。まずはレクサスRC F GT3勢に注目だ。平均スピードが高く、スーパーGT開催サーキットの中では比較的高速コースの部類に入る鈴鹿だが、それが今のRC F GT3の特性とマッチしている部分がある模様。実際に昨年もK-tunes RC F GT3が優勝を飾っている。今年の96号車だが新田守男の新パートナーに阪口晴南が加わり、開幕戦岡山ではいきなり優勝を飾った。さらに阪口はSRS-F(鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ)の出身で鈴鹿サーキットを知り尽くしているドライバーのひとり。ウェイトハンデも20kgと比較的軽い状態で今週末に臨むため、優勝候補の一角として名乗りを上げてきそうだ。

鈴鹿といえば、マザーシャシー勢は候補からやはり外すことができない。その中でも注目なのが、今季ここまでノーポイントの状態が続いている松井孝允/佐藤公哉のHOPPY 86 MCだ。

開幕戦岡山ではスタート直後にクラッシュを喫しリタイア。マシンを修復して臨んだ第2戦富士で予選2番手を獲得するも決勝で失速してしまい18位に終わった。

ここ鈴鹿ではBoPの数値が戻され最低重量+50kgを積んで臨まなければならないが、そこは昨年と同じ条件ということもあり、昨年ここで2位表彰台を得た時のデータが活きてくるはず。“三度目の正直”を狙う純プライベーターチームに注目が集まる。

この他にも有力チームが多数いるGT300クラス。GT500クラス以上に激戦になることは確実で、こちらも目が離せないレースが最終ラップまで展開されそうだ。

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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