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モーター スポーツ コラム 2019年1月9日

「砂漠の休日」世界一過酷なモータースポーツでの過ごし方

J SPORTSプロデューサーコラム by 杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)
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お正月休みはいかがお過ごしだっただろうか?
「もっと休みたいよ!」という方には大変恐縮なのだが、まさにこれから休日を満喫するあるオランダ人の話をご紹介したい。場所はペルーの砂漠で、期間は約2週間、舞台は「ダカールラリー」だ。

世界一過酷なモータースポーツと称される「ダカールラリー2019」が、南米のペルーを舞台に開催される。

どんな競技かざっくり説明すると

1/砂漠を約2週間、道なき道を5,000キロ走る。
2/バイク、自動車、トラックなどが、いかに短い時間でゴールへ着けるかを競争。
3/大会期間中はキャンプ生活で、毎日砂まみれ。いろいろと大変。
4/日本からは、バイクにホンダ、自動車にトヨタ車体、トラックに日野自動車が参戦している。

といったラリーだ。(詳しい方には十分な説明ではないことお許しください)

しかも、このダカールラリーは優勝しても莫大な賞金が出るわけでもなく(出ても数十万円)、メダルと盾が贈られるくらいだ。つまり、多くの出場者にとってダカールラリーに出場することは、メーカーやチームの威信をかけてだったり、個人の夢の実現だったりする。

日本から参戦のホンダも悲願の優勝を目指す!それにしても砂漠の景色は雄大だ

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ダカールラリーに出るために「パンパン」に働く

特に、ワークスやメーカーといった大規模に参戦する選手ではなく、「プライベーター」と呼ばれる「個人参加」の選手の多くは、参戦の意気込みも熱い。出場するだけで1,000万円以上かかるので、貯金をはたいて参戦したり、クラウドファンディングでまかなったりと「夢の実現」のために大変な思いをしてスタートラインに立つ。

「あなたにとってダカールラリーとは何ですか?」と聞いてみると、プライベーター選手の多くが「ダカールラリーに出ることが夢だったんだ」と口にする。

ところが、オランダから参加のプライベーター、マーセル スネイルデル選手に話を聞くと意外な答えが返ってきた。彼にとって、ダカールラリーは「休日」だと言う。

オランダで鍵関連の店を経営する彼は、とにかく一年中忙しい。しかし、このダカールラリーに出るために、一年間パンパンに働いて、その「休日」としてラリーの日々を満喫するのだ。

家族は大丈夫?と聞くと

「家族にはクリスマスの時期から迷惑をかけるから、もうそこは事前にたっぷりとポイントをためてくるさ」とウインクして見せた。

何年もこのラリーを取材していると、正直かなり大変なことが多いので、「夢の実現」や「苦労や辛苦」、「汗と涙」に落とし込んだステレオタイプなとらえ方をしてしまうが、この世界一過酷なダカールラリーはもっと懐が深いのかもしれない。

ゼッケン番号67 オランダ出身 マーセル スネイデル選手、ダカールラリーを「休日」にするために、一年間を生きる。

2019ダカール放送予定はこちら

杉山友輝(J SPORTS)/ペルー・リマ

杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)

杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)

若手のADを見るとすぐに「メシくってるか?」という昭和臭いプロデューサー。担当競技は卓球・ラリー・ゴルフ。毎日自らで作ったカスピ海ヨーグルトを食べるのが健康法。ニックネームはスギP。

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