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サッカー&フットサル コラム 2026年6月26日

前半戦の総決算!首位と2位の直接対決inいぶきの森!ヴィッセル神戸U-18×名古屋グランパスU-18マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグWEST第11節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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ヴィッセル神戸U-18・西岡鷹佑

昨季のプレミアリーグWESTを制したヴィッセル神戸U-18は、山道高平新監督を迎えた今シーズンも高いチーム力を有し、いきなり開幕3連勝を達成。第5節からはまさかの連敗を喫したものの、以降は再び持ち直して4連勝。堂々のリーグ首位に立っている。

アウェイで戦った前節の東山高校戦も、序盤からやや相手の勢いに押し込まれながらも、きっちり無得点で凌ぐと、85分には途中出場の1年生アタッカー・村吉正宗が先制ゴールをゲット。さらに2分後にも、得点ランキングトップを走る川端彪英が追加点を叩き出し、2-0で勝利。着実に勝点3を積み上げた。

一方、昨シーズンからの主力も複数残っている名古屋グランパスU-18も、ここまでは上々の時間を過ごしている。開幕5戦無敗を記録すると、そこからもコンスタントにポイントを重ね、現在は2位をキープ。とりわけアウェイでは4勝1分けと無類の強さを誇っている。

ホームでガンバ大阪ユースと対峙した前節は、前半のうちに白男川羚斗の連続アシストでオディケチソン太地と八色隼人がゴールを奪えば、後半にも白男川のPKと交代出場の池田歩弘が追加点を決め切り、4-1で快勝。2連勝の勢いのまま、神戸U-18との首位攻防戦へと向かっていく。

ビッグマッチに挑む神戸U-18にとって、西岡鷹佑が戦線復帰したのは大きなプラス材料だ。開幕からしばらく負傷離脱を強いられたものの、第8節のG大阪ユース戦でセンターバックとして今季初出場。第9節、第10節はともに右サイドバックに入って、好パフォーマンスを続けている。

去年は主に左サイドバックで出場機会を得て、プレミアでの経験を積み重ねてきただけに、本人も「去年の先輩方は全員レベルが高くて、練習から必死になってやっていたので、球際とか気持ちの部分、ハードワークの部分が得られたかなと思います」ときっぱり。ディフェンスラインに安定をもたらす背番号2の躍動が、攻守にわたってチームを引き締めることは間違いない。

1年生ながら既に中盤アンカーの定位置を確保している花元誉絆は、タレントが居並ぶ神戸U-18の中でも欠かせない存在になりつつある。開幕戦こそU-16日本代表の欧州遠征で欠場したが、第2節以降は一貫してスタメン起用されており、危機察知能力の高さはプレミアの舞台でも存分に通用する代物だ。

ただ、本人は「僕はそんなに上手くないので、自分の前にいる選手にボールをうまく届けることが大事ですし、アンカーの位置で前線の選手たちに自由にサッカーをさせられるように、考えながらプレーできるところも自分の武器だと思っています」と謙虚に自己分析。今節も背番号38の勘所を外さないポジショニングと、ピンチの芽を摘む堅実なプレーに是非注目してほしい。

首位追走へ負けられない名古屋U-18のキーマンには、神谷輝一を推したい。今季はキャプテンに就任するも、U-15時代にもその役職は経験済み。「キャプテンになったので、『責任』というところは1つのテーマにしていて、勝ったらみんなのおかげですし、負けたら自分がチームを勝たせられなかったという想いで、1試合1試合に臨みたいです」と言及。勝敗の責任を背負う覚悟を定めている。

2年生だった昨季は3バックのセンターバックを務めることも多かったが、「視野も広がりましたし、ボランチにはどこにいてほしいかとか、守備陣の気持ちもわかって、見えるものも凄く増えたので、意味のある時間だったと思います」としっかり収穫も手にした様子。ピッチの中央でチームを束ねる背番号6から、この試合も目が離せない。

名古屋U-18が敷く3バックの中央にそびえ立つ192センチのセンターバック、オディケチソン太地も成長著しいプレーを披露している。ここまでのプレミアでは全試合にスタメン出場。前節のG大阪ユース戦で念願のプレミア初ゴールもマークしており、良い流れの中で首位討伐へ臨むことになる。

この1年で体重も5キロほど増えており、「ウエイトトレーニングの重量や、食事のところでも補食や食べる量を増やしてきたことで、トレーニング中や試合中にも自分の身体の動きやすさを実感しています」と肉体改造にも成功。名古屋U-18を最後方から力強く支えるオディケが、神戸U-18の強力アタッカー陣を完璧に抑えれば、大一番での勝利はアウェイチームの手中に収まるはずだ。

どちらもプレミアに長く在籍してきたこともあり、両者は幾度となく刃を交えているが、通算成績を見ると神戸U-18が14勝3分け7敗と、大きく勝ち越している。文字通りの首位攻防戦は激戦必至。この年代最高峰の意地の張り合いには、好ゲームの予感だけが漂っている。

名古屋グランパスU-18・神谷輝一

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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