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サッカー フットサル コラム 2024年5月10日

イングランド代表にはスーパースター候補生が揃っている

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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このベリンガムを筆頭に、イングランド代表は才能豊かな若手が揃っている。EURO24で優勝なるか

このベリンガムを筆頭に、イングランド代表は才能豊かな若手が揃っている。EURO24で優勝なるか

黄金世代──。

日本サッカー界では小野伸二、稲本潤一、遠藤保仁などを擁し、1999年ワールドユース選手権(現FIFA U-20ワールドカップ)で準優勝に輝いた世代のことだ。

日本女子ゴルフ界では畑岡奈紗、小祝さくら、原英莉花、渋野日向子といった、1998年生まれの精鋭たちである。

日本野球の場合は、いわゆる “松坂世代” だろうか。松坂大輔、藤川球児、杉内哲哉、和田毅……好投手がズラリと揃っている。

いまから20年ほど前、イングランド代表にも黄金世代が存在した。デイヴィッド・ベッカム、リオ・ファーディナンド、スティーヴン・ジェラード、マイケル・オーウェン、アシュリー・コール、フランク・ランパード、さらにジョン・テリーまで、綺羅星のごときチームだった。

しかし、コミュニケーションはゼロに等しかった。激しすぎるクラブ間のライバル意識により、監督、コーチ、メディカルスタッフは神経をすり減らしていく。

「挨拶さえかわさない選手もいた」

2008年1月から4年半ほど監督を務めたファビオ・カペッロも、後にこぼしていた。それぞれの強烈なライバル意識がチーム創りの妨げになったのだから、指揮官はお手上げだ。

「選手を上まわる個性を持つ監督が必要だった」

近ごろ、日本の専門誌でジェラードのコメントを見かけたが、はたして彼はキャプテンシーを発揮していたのか、はなはだ疑問である。ベッカム世代のイングランド代表はピッチ上だけではなく、移動中の機内、車内を含め、つねにピリピリしていた。

あれからおよそ20年、イングランド代表はふたたび強烈な個性を持つ若者が輝きはじめている。

ジュード・ベリンガムとフィル・フォーデン、ブカヨ・サカはガレス・サウスゲイト監督の信頼をすでに勝ち取り、今シーズンのプレミアリーグでブレイク中のコール・パーマーは、前線の定位置獲得も夢ではない。

35試合を消化した時点で20ゴール。首位を行くアーリング・ハーランドとは4点差だ。9アシストはトップのオリ・ワトキンズと3ポイント差だ。個人タイトル二冠の可能性もまだ残っている。パーマーの活躍により、イングランド代表ではマーカス・ラシュフォードの立場が揺らぎはじめた。

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