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サッカー フットサル コラム 2024年5月8日

サー・アレックスの優勝確率は21年間で驚異の59・09%!

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ベッカムをはじめとする “ファーギーズ・フリッジリングス” は、ユナイテッドの黄金期でも異彩を放っていた

ベッカムをはじめとする “ファーギーズ・フリッジリングス” は、ユナイテッドの黄金期でも異彩を放っていた

プレミアリーグ発足以降はポジティヴなデータが揃っている。

優勝:13回
2位:5回
3位:3回

3連覇が2回、連覇は2回。1992/92シーズンから勇退する2012/13シーズンまでの優勝確率は、59・09%という驚異的な数字だ。トップ3を一度も外さず、自他ともに認めるプレミアリーグの盟主だった。

サー・アレックス・ファーガソン体制下のマンチェスター・ユナイテッドである。

監督に就任した1986/87シーズンは11位。翌シーズンは2位になったものの、その後は13位、8位、6位と低迷し、解任の危機にも直面した。サー・アレックス本人曰く、「2、3回はクビを覚悟したよ」。

だが、92年にエリック・カントナ、翌年はアンドレイ・カンチェルスキスの補強が奏功した。95年はデイヴィッド・ベッカム、ライアン・ギグス、ポール・スコールズなど、いわゆる “ファーギーズ・フリッジリングス”(ファーガソンのひな鳥たち)が羽ばたいた。

90年代は優勝6回。98/99シーズンはプレミアリーグとFAカップを制し、チャンピオンズリーグでも準々決勝でインテル・ミラノ、準決勝でユベントス、決勝ではバイエルンを破り、ヨーロッパの頂上にまで登りつめている。イングランド史上初のトレブルだ。

それでもサー・アレックスは「07/08シーズンのチームこそが歴代最強」と語っていた。

自由奔放に振る舞うクリスチャーノ・ロナウドを、ウェイン・ルーニーとカルロス・テベス、朴智星が献身的に支える。中盤ではマイケル・キャリックのフットボールIQと、スコールズ、ギグスの経験値が異彩を放った。

そしてDFラインは右からウェズ・ブラウン、リオ・ファーディナンド、ネマニャ・ヴィディッチ、パトリス・エブラ。GKにエドゥイン・ファン・デル・サール。なるほど、たしかに隙のない陣容だ。

07/08シーズンの後も優勝3回、2位2回。05年にユナイテッドを買収したグレイザー・ファミリーの悪政──大企業とのCM契約最優先──に悩まされつつ、サー・アレックスは長年の経験によって培われたマネジメント力を武器に、プレミアリーグのトップランクを維持していたのだが……。

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