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サッカー フットサル コラム 2023年12月5日

届かなかったファイナルへの残心。それでも川崎フロンターレU-18・由井航太は新しい航海へ漕ぎ出していく 高円宮杯プレミアリーグEAST 川崎フロンターレU-18×尚志高校マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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「自分のせいで負けました」と責任を背負い込む“後輩”の姿を近くで見ていた大関友翔は、昨シーズンの総括インタビューで「由井は、ファイナルが終わってからずっと泣いていたので、本当に頑張ってほしいです。今年1年は由井がいたからこそ自分のプレーが出せた部分も多かったので、来年はチームを引っ張って、ファイナルで悔しさを晴らせるように頑張ってほしいなと、個人的には凄く思っています」と話している。

『ファイナルで雪辱を』。強い想いを心の中心にそっと抱えて、由井はアカデミーでのラストイヤーとなる2023年シーズンをスタートさせた。

「前期はボランチで山田戦まで出ていましたけど、そこまでもまったく良いプレーができなかったですし、今年は正直あまり成長していないと思っています」。それまでスタメンでプレミアリーグに出続けていた由井の名前は、第7節の青森山田高校戦を境にメンバー表から消える。

8月21日にはトップチーム昇格が発表され、後半戦に入ると再び戦列に戻ってきたが、再開初戦となった第12節の大宮アルディージャU18戦こそボランチでスタメン出場したものの、次節の流通経済大柏高校戦からはセンターバックで起用され始める。

もともとU-15でも3年生になるまではセンターバックが本職。対人の強さを発揮しつつ、U-18でより身に着けてきた足元の技術を生かしたビルドアップもごくごくスムーズ。勝手を知ったポジションで躍動しているようにも映っていたが、本人の解釈は周囲が抱いていたはずの印象と大きく異なっていたようだ。

「正直センターバックを任されているというよりは、ボランチが(矢越)幹都と(尾川)丈で固まっているから、そこに自分が入れないだけで、自分が監督だったら土屋(櫂大)と林(駿佑)を出していると思います。だから、ヤスさん(長橋康弘監督)やコーチ陣に申し訳ないなというのが一番です」。

由井が離脱している間に、1.5列目からボランチにコンバートされた尾川丈と、2年生ながらスケールの大きなプレーも印象的な矢越幹都が台頭。センターバックではU-17ワールドカップでも活躍した土屋櫂大と、落ち着いたプレーも際立つ1年生の林駿佑が奮闘していた。

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