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サッカー フットサル コラム 2024年5月7日

「アラートなボールパーソン」の成長譚。柏レイソルU-18・黒沢偲道に備わる“予測”という絶対的な才能 高円宮杯プレミアリーグEAST 柏レイソルU-18×川崎フロンターレU-18マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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柏レイソルU-18・黒沢偲道

「僕がサッカーの肝だと思っているところとして、『小さな予測を大事にしよう』ということはチームにもものすごく言っているんですけど、その中でも本当に気が利くというか、セカンドボールを拾うのも速いんですよね。見ていて感心しますよ。『さすが!』というシーンが本当に多いです」

チームを率いる藤田優人監督も、絶賛に近い言葉でその男の才能について言及する。柏レイソルU-18の7番を背負った、黒沢偲道のことだ。

左ウイングバック。右サイドハーフ。時にはボランチ。「どこのポジションをやらせても自分の考えている基準を超えてきますし、サッカーの採点で言ったら絶対に“5.5”以上は出しますね」と語る指揮官は、昨シーズンからさまざまなポジションで黒沢を起用してきた。

本人もその部分には一定の自信を持っている。「自分はいろいろなポジションができるところが良いところだと思っているので、求められたポジションで自分の持ち味を出せるように意識してプレーしています」。そんな黒沢が今シーズンに入って任されているポジションは、右サイドバックだ。

川崎フロンターレU-18と日立台で対峙した、この日の一戦。前半の柏U-18は消極的なプレーが目立ち、シュートを1本も記録することなく、0-1で最初の45分間を終えてしまう。

「立ち上がりから相手のペースで、ずっとボールを持たれてしまって、守備の我慢の時間帯が多かったんですけど、ハーフタイムに監督に喝を入れられました」。そう口にした黒沢も、後半は明らかに高い位置を取り始め、ボールを受けたら果敢にドリブルでの仕掛けを繰り返す。

もともと好きなのは攻撃。「自分は攻守で貢献できるタイプだと思っているので、サイドバックでも攻撃の基点になって、得点とかアシストを狙おうと思ってチャレンジはしました」。セカンドボールへの反応や、相手の裏を取るタイミングの良さは、やはりチームの中でも際立っている。

ただ、この日はその能力も得点には繋がらず、終盤に失点を喫した柏U-18は0-2で敗れ、リーグ戦初黒星。「後半は自分たちの雰囲気もちょっと変わって、ボールを持てる時間帯も増えてきて、敵陣でプレーする時間も長かったんですけど、もう1失点してしまって、良いリズムが勝利に繋がらなかったので、まだ甘いなと感じています」。黒沢にとっても、さまざまな課題を感じる試合になったことは間違いない。

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