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サッカー フットサル コラム 2023年4月30日

ACL頂点への道は1年半に始まった アウェーでしっかり戦った浦和レッズ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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その後は激しい試合となったが、浦和は交代カードをうまく切りながら守備の強度を落とさずにうまく戦い、アル・ヒラルがロングボールを使って攻撃を仕掛ければ、浦和はカウンターを狙うという攻防が続いた。そして、86分には岩尾と絡んだサレム・アル・ドサリが報復で岩尾を蹴って一発退場。

その後も、アル・ヒラルが迫力ある攻撃を仕掛けてきたものの、浦和はしっかりと守備を固めて1対1のまま試合を終えることに成功した。

決勝の第2戦は1週間後の5月6日。浦和はホームの埼玉スタジアムでアウェーゴールのアドバンテージを持って戦える。浦和有利なのは当然だ。

ただ、浦和の選手たちは長距離移動を経て6時間の時差を調整してリヤドで戦った後、再び長距離移動を強いられる。それに対して、アル・ヒラルの選手たちは長距離移動が1回で済む。浦和の選手たちの方が負担は大きいはずだ。しかし、アル・ヒラルの選手たちは国内や中東諸国を以外で戦うことが少ないので、日本人選手に比べて移動に慣れていないというハンディキャップもある。

このあたりは、東西に大きく広がるアジア大陸で戦うことの難しさである。

第1戦が行われたリヤドは試合開始時間でも気温が29度ほどあり、湿度は10%台だったようだ。

乾燥しきった中での戦いも苦しいものだ。僕はサウジアラビアには3度ほど行ったことがあるが、とくにアラビア砂漠の中央に位置するリヤドの乾燥は異常なものだ。

1997年のフランス・ワールドカップ予選のアラブ首長国連邦(UAE)対日本の試合がアブダビで行われる前週に(日本代表の試合はなかった)、サウジアラビア対クウェートの試合をキング・ファハド・スタジアムで観戦した。9月だったので昼間は50度近い高温になり、夜でも30度を超す暑さだった。そして、空気が乾燥していたためにメモの用紙をめくるたびにパリパリと折れてしまいそうだった(洗濯物がよく乾いて嬉しかった記憶もある)。

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