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そして、日本はそのCFの人材を欠いている。
半世紀以上前の1968年にメキシコ・オリンピックで銅メダルを獲得した時には釜本邦茂というワールドクラスのCFがいた。当時の日本代表は、親善試合でイングランドや西ドイツの一流クラブと対戦すると一方的に押し込まれる時間が長かったが、クリアしたボールが釜本までつながればタメを作れるので攻撃の形を作ることができた。
釜本が引退してからは、常に“第二の釜本”を追い求めながら、代役はとうとう見つからなかった。2010年のワールドカップの時には、岡田武史監督は本来MFである本田圭祐をトップで起用した。日本人選手の中で、相手と競り合いながらボールを収める力が最も高かったからだ。
そして、その後は大迫勇也がトップの役割を担ってきた。
現在の日本にはイングランドやドイツ、スペインのクラブで活躍する優れたMFやサイドアタッカーは何人もいる。信頼できるDFもいる。本当の強豪国にのし上がるために残された“ラストピース”は、CFとGKなのである。
そんな中で迎えた2023年のJリーグ。どうやら、若手FWが期待通りの活躍をしてくれているようだ。
第3節終了時点で3ゴールを奪ってランキングのトップに立っているのは横浜FCの小川航基。桐光学園高校時代からシュートのうまさでは群を抜く存在だった小川だが、プロ入り後は結果を出せないでいた。だが、昨年はJ2の横浜FCで得点能力を開花させ、26点を奪ってJ2得点王に輝いた。そして、今シーズンは昇格したJ1リーグでもその才能を発揮しているのだ。
昇格した横浜FCは多くの選手を入れ替えたため、まだコンビネーションが万全ではなく、パスがうまくつながらない場面も多いが、そんな中でも小川は得点を決めている(小川は25歳でもう「若手」という年齢ではないが、CFというのは比較的年齢が高い選手が活躍するポジションで、大器晩成型も多い)。
もう一人、今シーズン期待の若手FWと言えば、何と言っても湘南ベルマーレの町野修斗(23歳)だろう。昨年のワールドカップの日本代表にも追加招集され、カタール大会では出場機会こそ与えられなかったものの、海外組の日本代表とともにトレーニングを行い、また、世界各国のトップクラスのFWのプレーを間近で見てきた効果は大きかったようで、今シーズンは得点はまだ1点のみだが、スケールの大きな動きを見せている。
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