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サッカー フットサル コラム 2023年3月4日

なんとか中国に逆転勝利したU-20日本代表 アジア相手の典型的な負けパターンだった

後藤健生コラム by 後藤 健生
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いずれにしても、苦戦を強いられたU-20日本代表。「アジアの戦い」の怖さを痛感したことだろう。その経験を、このチームでの今後の戦い、そして将来のオリンピック予選やフル代表での戦いに生かしていってほしい。

4年半前の2018年に開催された前回大会までは「AFC U-19選手権」として行われていたこの大会はFIFA主催のU-20ワールドカップの予選を兼ねる大会である。前回までは、世界大会の前年の偶数年に開催されていたが、今大会から世界大会と同じ奇数年に開催されることとなり、また「アジアカップ」の大会名を使用することとなった。

1959年に始まった「アジアユース選手権」時代から半世紀以上、今大会で41回目という長い長い歴史を誇る大会である。FIFA主催のU-20ワールドカップ(かつてのワールドユース選手権)が始まったのが1977年(チュニジア開催。2回目の1979年大会が日本開催)のことだから、アジアの大会がいかに歴史のあるものかが分かる。

日本は第1回大会から出場しているが、優勝は前々回2016年バーレーン大会が唯一。東アジアのライバルである韓国が13回の優勝回数を誇っているのに対して、日本の優勝は1度しかないのだ。

初期の大会には20歳以下という大会であるにもかかわらず、日本は高校選抜チームを派遣していたという事情はあるが、Jリーグが発足して、代表チームがワールドカップに連続出場する時代になってからもずっと優勝できないでいたのだ。

1999年には、小野伸二や稲本潤一、高原直泰らを擁するU-20日本代表(フィリップ・トルシエ監督)がワールドユース選手権ナイジェリア大会で準優勝するという快挙を成し遂げたが、この時もアジアの大会(1998年タイ大会)では決勝で韓国に敗れている。

いずれにしても、日本のサッカーがプロ化されるずっと前から、アジアユース大会は日本のサッカー界にとって非常に重要な大会だった。なにしろ、当時は代表チーム以外のチームが国際試合を経験する場がほとんどなかった。そんな時代に高校選抜やU-20代表の若い選手たちが、アジア各国の若手と真剣勝負をするこの大会は日本の若手育成のために非常に重要な役割を果たしていたのだ(初期の頃は、日本にとって、韓国などはもちろん、東南アジアのチームも格上的存在だった)。

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