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サッカー フットサル コラム 2023年1月12日

本命なしの大混戦となった高校サッカー 選手たちの戦術能力の高さを感じさせられた

後藤健生コラム by 後藤 健生
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日本には、そうしたCFらしいCFがいない。

カタール・ワールドカップに出場した日本代表は、CFタイプの大迫勇也を招集せず、前線で走り続ける前田大然や浅野拓磨を起用して結果に結びつけた。

だが、将来、世界の強豪相手に互角の戦いを挑もうと思えば、前線でパスを収めてタメを作ることのできる強さのあるCFは不可欠だ。

ところが、今年の高校サッカーを見ていると、そうしたCFタイプが何人もいたのだ。彼らがこれから本当に国際舞台で戦える選手として成長していけるのかは分からないが、そうした“雰囲気”を持ったFWを見るのは楽しかった。

DFやMFの選手が自分たちに要求されているプレーのイメージをしっかりと持ちながらプレーしているのと同じように、FWの選手たちも「CFというのは、こういうようにプレーするのだ」ということを理解しているからこそ、そうした“雰囲気”が漂っていたのだろう。

彼らは、子どものころから海外のトップクラスの試合の映像を自由に見ることができたはずだ。だからこそ、それぞれのポジションの選手がどのようにプレーすべきなのかについて、具体的にイメージを持っているのだ。

そうした選手たちが成長していけば、日本のサッカーもいよいよ新しいステージに入っていくことになるのだろう。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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