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サッカー フットサル コラム 2023年1月5日

やはり釈然としないPK戦決着 “最強の”前橋育英が準々決勝で姿を消す

後藤健生コラム by 後藤 健生
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結局、両チームとも守備意識が上回り、得点が生まれないまま後半に入り、58分(後半18分)に前橋育英の右サイドハーフで中央に入り込みながらドリブル力を生かしていた小池直矢が2枚目のイエローカードで退場となってしまう。

1人少なくなってしまった前橋育英だったが、しかし、すぐに4-4-2から4-2-3にシフトしてその後もチャンスを作りながら最後まで互角に攻め合った。

そして、80分を終えて得点は生まれず、高校サッカーでは準々決勝までは延長がないのでPK戦に突入。前橋育英の2人目の山内のキックが大津のGK西星哉にセーブされ、一方の大津は5人全員がきっちり決めて、大津が準決勝進出を決めた。

大津は素晴らしいチームなので、優勝まで最も近い位置に付けたのではないだろうか?

しかし、前橋育英がこの段階で姿を消してしまったのは残念なことだった。

ノックアウト式の大会というのは、運、不運の要素が強く、強いチームが必ずしも勝ち上がるとは限らない。

ノックアウト・トーナメントというのは、優勝チームを決めるための大会なのであって、実力ナンバーワンを決める大会はリーグ戦なのである。

しかし、それにしても前橋育英のようなハイレベルのチームには、全国から注目を集める国立競技場でその姿を見せてほしかった。

一つ釈然としないのは、やはり、高校サッカーは準々決勝までは80分という短い試合時間であること。そして、80分を終えて同点だった場合に、延長がなく、すぐにPK戦になってしまうという点である。延長なしで、すぐにPK戦というのはやや安易すぎるのではないだろうか。

昨年11月から12月にかけてカタールで行われたワールドカップでもPK戦によるドラマがいくつも生まれた。

ドイツとスペインを破ってラウンド16に進出した日本代表は、クロアチア相手に互角の勝負を繰り広げながらPK戦で完敗してしまったし、そのクロアチアは準々決勝でもブラジル相手に引き分けて、またもPK勝ちしてベスト4にまで進んでしまった。

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