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サッカー フットサル コラム 2022年11月8日

14ゴールでの得点王はJ1リーグ史上最少。降格チームから生まれた得点王チアゴ・サンタナ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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それにしては、チアゴ・サンタナが14得点、町野が13得点というのはやや物足りない数字だ。1993年に開幕したJリーグ(J1リーグ)史上、「14得点で得点王」というのは歴代最少記録ということになる。

34試合を戦うJ1リーグ。せめて、その半分の数字である17得点くらいはしてほしいものだ。

ちなみに、関東大学サッカーリーグは全22試合で争われるが14得点以下に終わった場合は、得点王は「該当者なし」という扱いになる。

なお、J1リーグの得点ランキングを見ていくと、上田綺世が10得点で8位に入っている。上田は、今シーズンの途中でベルギーのセルクル・ブルッヘに移籍しているので、もし最後まで鹿島アントラーズでプレーしていたら、20ゴール近くを決めて堂々の得点王に輝いていただろう(実際、ベルギー移籍後も11月5日までに6ゴールを決めている)。

優勝チームと準優勝チームである横浜と川崎はともに非常に攻撃的なチームだが、どちらも特定の選手に頼るのではなく、どこからでも点が取れるスタイルのチームであるのは面白い現象だ。だが、やはり一方で絶対的な点取り屋タイプ、ストライカー・タイプの出現も待ち遠しい。

そして、出来れば日本人で点が取れるFWが出現してほしいものだ。

23歳になったばかりの町野には来シーズンも得点王争いを演じてほしいし、21歳の細谷真大(柏レイソル=今シーズンは8得点)にも大きく羽ばたいてほしい。さらに、今シーズンはJ2リーグで26ゴールを決めて横浜FCのJ1復帰に貢献した小川航基も来シーズンはJ1リーグに活躍の場を移す。小川もまだまだ25歳で、シュート技術の高さでは群を抜いている選手。J1でどこまでそのシュート技術を発揮できるか注目したい。

カタール・ワールドカップが終われば、2026年大会を目指す日本代表の活動もスタートする。次のワールドカップでのエース・ストライカーを目指すレースが始まるのだ。来シーズンの得点王争いは、もっと高いレベルの争いとなってほしいものである。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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