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サッカー フットサル コラム 2022年11月8日

14ゴールでの得点王はJ1リーグ史上最少。降格チームから生まれた得点王チアゴ・サンタナ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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横浜の最大の得点パターンは、サイド攻撃からのクロスの形だ。

今シーズンでいえば、右サイドの水沼宏太や左サイドのエウベルあたりが崩して、早いタイミングで入れたアーリークロスに中央の選手が合わせるという形である。試合前のウォーミングアップを見ていても、横浜はこの形を繰り返し練習している。そして、例えば優勝を決めた最終節のヴィッセル神戸戦でも、やはり水沼を起点としたゴールが生まれている。

そして、そのクロスを合わせる選手は中央に張っているセンターFWだけでなく、逆サイドのサイドハーフも中央に詰めて得点を決める。それが横浜の攻撃のパターンなのだ。

昨シーズン(2021年)の得点ランキングでは、優勝した川崎のレアンドロ・ダミアンと準優勝の横浜の前田大然がともに23ゴールを決めてタイトルを分け合っているが、前田もやはりCFで起用されることもあるが、左サイドでプレーする時間が長い選手だった。

こうしたメカニズムによって、横浜の得点源はCFとサイドアタッカーに分散され、さらに選手層の厚さを武器にしている横浜の場合、CFも必ずしも固定されているわけではない。今シーズンで言えば、アンデルセン・ロペスとレオ・セアラが分担してCFを務めていた。

そうした様々な要素が絡み合った結果、優勝した横浜から得点ランキング上位に入る選手がいないという珍現象が起こったのである。

先ほど述べたように準優勝の川崎からは、マルシーニョと家長の2人が3位タイに入っている。

昨年の得点王レアンドロ・ダミアンが今シーズンは不調で、しかもリーグ戦終盤は故障で離脱してしまった。その結果、右サイドで抜群のキープ力を生かして攻撃を組み立てるのが役割の家長と、左サイドでドリブル突破からチャンスを作るマルシーニョがチームの得点源という結果になったのだ。

いずれにしても、今シーズンのJ1リーグは純粋のストライカー、純粋の点取り屋というタイプの選手が少なかった。そんな中で、得点王に輝いたチアゴ・サンタナと2位に入った町野は数少ないストライカー・タイプのFWだった。

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