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サッカー フットサル コラム 2022年1月28日

吉田・冨安の負傷欠場によって生まれた新しい流れ。チームは“見えざる神の手”によって作られることもある。

後藤健生コラム by 後藤 健生
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しかし、森保監督の彼らへの信頼は揺るがない。

1月22日に中国戦とサウジアラビア戦に向けてのメンバー発表のオンライン記者会見があったが、森保監督は自ら「あまり変わっていないと思われるかもしれませんが……」と発言した。やはり、「変わりばえしない」という批判があることを気にしているのだろう。

僕は、こういう大会の途中で大きなメンバー変更をしないのは当然だと思う。

代表チームというのは、とにかくともに行動する時間が足りないのだ。今回も、中国戦の前に海外組も含めて全員がそろってトレーニングできたのは、たった2日だった。

これでは、11月の試合から時間が経過しているので、代表での戦術やコンセプトを確認するのが精一杯だ。だから、集合してすぐの木曜日の試合はいつも苦戦を強いられるのだ。これに対して、対戦相手の中国は大々的な国内合宿をして臨んでいるのだ。

だから、新しい選手を入れてチーム作りをするのは至難の業なのである。

もちろん、それでも、新戦力を加えることによって攻撃が改善されるかもしれない。だが、逆に新しい選手が入ったことでバランスが崩れてしまうかもしれない。つまり、新しい選手を入れるのは一種のギャンブルなのである。

ワールドカップ本大会で格上のチームと戦うのであれば、ギャンブルが必要かもしれない。だが、結果だけが大切な予選という舞台ではギャンブルはすべきではない。もどかしいことはあっても、とにかく安全第一で乗りきるべきなのだ。

もちろん、この点に関しては様々な意見があるだろう。だが、いずれにしても森保監督は大幅なメンバー変更をする気はさらさらないのである。

しかし、それでもメンバーは少しずつではあるが変化してきている。

田中碧がレギュラーとして定着したのは最終予選に入ってからだった。左サイドバックとして絶対の存在だった長友佑都は、このところ中山雄太に交代する機会が増えてきた。今回は負傷で招集外だったが、三笘薫も最終予選に入ってからフル代表に加わって、結果を出している。

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