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サッカー フットサル コラム 2021年12月1日

“第一歩”としては合格点。池田監督就任後初の国際試合を終えた「なでしこジャパン」

後藤健生コラム by 後藤 健生
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11月の遠征は、その池田監督による新しいサッカーを確立するための最初の一歩だったわけである。

攻守ともに、初戦となったアイスランド戦よりも、2戦目のオランダ戦の方が改善されていたのは間違いない。

国内組はすでに10月に合宿を行っていたが、海外組にとっては新監督になってから初めての活動であり、集合後アイスランド戦までは2日間のトレーニングしかできなかったのだ。アイスランド戦を戦って、その反省点を踏まえたうえで中4日のトレーニング期間を経て臨んだオランダ戦で良い内容の試合ができたのは、ある意味で当然のことだった。

しかも、メンバー的にもオランダ戦ではこれまでも代表の主力で戦ってきたベテランが数多く起用された。

実際、オランダ戦では日本が押し込む時間がかなり長く、相手の裏を取って何度も決定機を作ることに成功した。そして、ボールを失ってもすぐに切り替えて高い位置で守備をしてボールを奪い返し、オランダに攻め込まれる場面は少なかった。

あれだけチャンスを作りながら、結局一度もゴールネットを揺らせなかったことは大きな反省材料だったとしても、内容的に良いサッカーができたことは間違いない。

若手主体の相手だったとしても、チームの立ち上げの段階であることを考えれば、ピッチ上で自分たちが目指しているサッカーを実現できたことは悪いことではなかった。

さて、結局2試合を戦って1ゴールも奪えなかったことをどう考えればいいのだろうか。

高い位置でボールを奪って、相手陣内のバイタルエリアやサイドでボールをしっかりとつなぐことはできたが、ペナルティーエリア内でシュートを撃てる状況をつくれなかったのだ。

せっかく相手陣内深くでボールを持っているのに、そこから前線にパスを付けられなかったのである。

とくに、1戦目では前線の小林理歌子や植木理子が相手の最終ラインの裏を狙う動き出しを見せるのだが、そこでパスが出なかったのだ。

ひとつは前線の選手の動き出しのタイミングの問題でもあるし、またコンビネーションがまだ出来ていなかったからでもあるのだが、アイスランド戦ではパスの出し手であるMFが慎重になり過ぎたような気がする。

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