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サッカー フットサル コラム 2021年12月1日

“第一歩”としては合格点。池田監督就任後初の国際試合を終えた「なでしこジャパン」

後藤健生コラム by 後藤 健生
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なでしこジャパン

なでしこジャパン

オランダに遠征した日本女子代表(なでしこジャパン)。11月25日にはアイスランドに0対2と完敗を喫したが、同29日に対戦したオランダとはスコアレスドローに終わった。

オランダは前回2019年の女子ワールドカップ準優勝国であり、現在もFIFAランキング4位という強豪だけに、引き分けは日本の大健闘とも言えるが、この日のオランダは日程上の都合で主力の多くを温存した若いチームだったので、手放しでは喜べない。

もっとも、日本チームにとっても東京オリンピックで準々決勝敗退に終わった後、高倉麻子監督が退任。池田太新監督が就任してから初めての親善試合だったのだ。もちろん、公式国際試合なので勝敗は重要だが、現段階では多くの選手を試しながら、新監督による新しいコンセプトを共有する作業を行うことが遠征の最優先の目的だった。

従って、問題とすべきは結果ではなく、試合内容ということになる。

これまで、高倉監督時代のサッカーはテクニックを重視したものだった。

フィジカル面で(体格面で)劣る日本はテクニックとパスで対抗せざるを得ない。そして、2011年になでしこジャパンがワールドカップで優勝した時は、その流れるようなパス攻撃が世界を驚かせたのだ。しかし、その後、ヨーロッパ諸国で女子サッカーのプロ化が進み、今ではテクニック面での日本の優位も小さなものになってしまっている。

テクニックやパスを使った集団的なサッカーはもちろん日本のストロングポイントであるのだから、それを捨て去る必要はまったくないのだが、テクニックやパスだけに頼っていては勝てない時代となっているのだ。

そこで、池田監督は高い位置でボールを奪ってショートカウンターで素早く攻めるというコンセプトを前面に掲げることとなった。

男子のサッカーの最近の潮流と軌を一にしていると言っていいだろう。

日本国内を見渡しても、かつては徹底してテクニックで崩すサッカーを追及する日テレ・ベレーザが「絶対女王」的な存在だったが、最近はよりフィジカルを生かしたり、大きなパスでスペースを使うチームが台頭してきている。

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