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サッカー フットサル コラム 2021年6月16日

5〜6月の一連のサッカー国際試合で感じたこと。東京五輪は本当に「安心、安全」なものになるのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そういうわけで、背番号「5」を着けていたDFのアクマトフがGKとしてプレーすることになったのだ(6月15日の日本戦では本来のGKパベル・マティアシュが復帰し、アクマトフは右のストッパーとしてプレーしていた)。

そんな悪条件のせいか、キルギスは日本人の間瀬秀一監督率いるモンゴル代表に0対1で敗れてしまった。ただし、モンゴルの1点は本職のGKでも止められないような鮮やかなヘディングシュートだった(間瀬監督は、千葉時代にイビチャ・オシム監督の通訳をしていたあの人)。

これ以外にも、5月末から6月前半の国際試合ウィークには新型コロナウイルス関連やそれ以外で実に様々な事件が起こった。

6月3日に札幌ドームで日本代表と対戦する予定だったジャマイカ代表のメンバーが揃わず、試合は中止となり、替わりに日本代表対U-24日本代表の「兄弟対決」が実施されたことはご承知の通りだろう。

ジャマイカ代表の多くはイングランドを始めとするヨーロッパのクラブに所属しているが、日本入国に必要な新型コロナウイルスの陰性反応の証明書が不備だったため、日本行きの飛行機に搭乗できず、日本政府によって義務付けられていた試合3日前までの来日が不可能となったため、試合が中止となったのだ。

その他のチームでも、何人かが新型コロナウイルスに感染する事態が生じたし、これは感染症とは別件だが、ミャンマー代表を巡っては2月の国軍によるクーデターとその後の人権弾圧のため、招集を拒否した選手がいたと伝えられたし、試合前の国歌演奏の場面で軍への“抵抗”を示す3本指のポーズを示す控え選手もいた。

さらに、ミャンマー代表では、6月9日になって用具係のピェーソンナイン氏がホテルの自室で死亡しているのが発見されるという事件(?)まで発生した。死因など背景はわかっていないが、かなりショッキングな事件といっていいだろう。

5月から6月にかけて来日したのはワールドカップ予選関係の4チームに加えて、3つの日本代表(A代表、U-24代表、女子代表)と親善試合を行った5チームの合計9チーム。それに、日本チームでも多くの選手がヨーロッパなどのクラブに所属しているから、これも1チーム分。それに審判員やアジア・サッカー連盟(AFC)の役員など、数百名が来日したという計算になる。

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