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サッカー フットサル コラム 2021年6月16日

5〜6月の一連のサッカー国際試合で感じたこと。東京五輪は本当に「安心、安全」なものになるのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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サッカー・チームの数百人だけでも、あれだけの「事件」が発生したのだ。オリンピック、パラリンピックではどんなことが起こるのか……。

選手たちの行動について定めた「プレーブック」なるものも発表されているが、それをどのようにして遵守させていくのだろうか。

選手やスタッフは基本的には選手村に入るので、実質的にその時点ですでに隔離されているようなものだし、彼らの行動を規制することは可能かもしれない。

だが、役員やスポンサー関係者はどうか? IOC委員などは、最近の東京大会開催を巡る議論を見ても明らかなように「特権意識」の塊のような連中だ。スポンサー関係者には金持ちが多いだろうし、「オリンピックは俺たちの金で動いている」という意識も強いだろう。行動の規制を要請したとしても、一般の日本人のように唯々諾々と規制に従うとも思えない。

報道関係者だってそうだ。報道関係者というのは、本来的に好奇心の塊である(でなければいけない)。感染が防止しきれていない日本の社会に興味を抱いて盛り場を取材に行く人もいるだろうし、酒の提供をしている飲食店にも出入りするかもしれない。

5月末から6月にかけてのサッカーの一連の国際試合を取材してみて、オリンピック、パラリンピックでの感染防止の難しさを改めて実感した次第である。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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